性能・技術

耐火性

省令準耐火構造適合住宅

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火の進行を妨げるファイヤーストップ構造

在来工法では、壁の内部や天井裏を伝わって火が燃え広がります。当社工法では、火の通り道となる床や壁の構造材がファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、燃え広がるのをくい止めます。 火災時に石膏ボードが万一突破されても、防火機能をもつファイヤーストップ構造によって熱の侵入を防ぎ延焼を遅らせ、構造耐力の低下を抑える強固な設計になっています。
日本の消防署は通報から15分以内で消火活動できるように配置されているので、初期消火の可能性を高めることで火災時の被害を最小限に抑えます。

在来工法と当社工法の比較

火災保険料が約50%安くなる
省令準耐火構造

耐火性にすぐれた構造を採用することで、当社は木造でありながら国土交通省の省令準耐火構造に適合しています。省令準耐火建築物は火災保険の構造区分で耐火建築物や準耐火建築物と同等の区分となり、一般の木造建築物に対して約50%の保険料が軽減されます。

耐火性と保険料の分布

内部失火の拡大を防ぐ不燃性石こうボード

耐火性の高い厚さ12.5mmの石こうボードを壁や天井に張り巡らせています。また一部の天井には9mmの石こうボードを2重張りにしています。石こうボードには、約21%の結晶水が含まれていて、火災の際には水蒸気として放出し、約20分間にわたって温度の上昇を抑制。構造材が着火温度(約260℃)に達するまでの時間を大きく遅らせる効果があります。

水蒸気を発する石こうボード

もらい火に強い防火サイディング

火災時に木造住宅が燃焼する温度は実に1200℃にも達します。火元から3m離れた隣家も約830℃の熱を受けるとされています。当社の外壁材には国土交通大臣認定の不燃・準不燃材を標準採用しており、900℃以上の熱に1時間以上耐えられる防火サイディングとして隣家の火災に対して高い耐火性を発揮します。

火災現場からの距離に対する周囲温度グラフ