母屋の老朽化と、長年、趣味のお部屋が欲しかったので母屋の横に新築することにされました。
築9年になるお家にお住まいのO様は音楽がご趣味。当時、オスカーの住宅の床下はコンクリートが標準仕様でした。コンクリート床は、音楽を聴くにはベストな仕様だったのと、広々としたインナーガレージが気に入られてオスカーに決めて頂きました。
一番自分らしく過ごせる空間
リスニングルーム
「音」にこだわりをお持ちで「いい音楽をいい音で聴きたい」というお気持ちから、録音の音が一番良いと言われる、ジャズの世界にのめり込まれました。
玄関には、一番のお気に入りのジャズレコードジャケットが飾られていました。ご在宅時は、リスニングルームで音楽を楽しまれるO様。音楽に目覚められたのは中学生時代。高校生になって自分でオーディオを作って楽しんでおられたそうです。
部屋にはレコードとCDがそれぞれ300枚以上、整然と棚に収められています。壁にも素敵なデザインのレコードジャケットが何枚も飾られていました。O様のご自慢の一品は、30年前のビンテージのホーン(スピーカー)です。
スピーカーごとに高音、低音が別々に聞こえてきて、素人の私でも「いい音」と感じました。
リスリングルームの防音には細心の注意を払われて、入口は防音ドア、窓は断熱サッシ、壁の防音、天井には吸音材を張られました。完璧!と思われた防音工事でしたが、天井裏、廊下と部屋の間仕切り壁に防音材を入れなかった事が失敗…。後から吸音材を購入し、取付されました。音響設備のこだわりは勿論、配線も音のびびり防止で、床に直接触れないようにする専用の部材を使用。「いい音」への追求は私の想像を超えるものでした。
遊び心にあふれた 「インナーガレージ」
音楽のご趣味以外にアウトドアも本格派。バイク、自転車、釣り、山登り。ガレージには男心をくすぐるアウトドアの道具が沢山ありました。山登りは標高1,500mクラスの山を登られるそうです。自転車では最近、細入村あたりまでサイクリングされました。釣りは渓流釣りが専門。3月の解禁の時期は渓流にはまだ雪があるので、ウェーダー(釣り用スーツ)や、かんじきも使用されるそうです。
ガレージ内にある収納は、DIYで棚を作られて、アウトドア用品が収められていました。どの道具も本格的です。ガレージでは自転車やバイクのメンテナンス、釣りの毛針を作ったりと「妥協を許さない、男のガレージライフ」を満喫されています。
これからの季節が楽しみですね。
O様のお住まいは、1階はリスニングルームなどの趣味の空間に。2階はリビングや水廻りなど、生活空間に分けられています。日常生活と趣味の空間を分離させる事で、好きな物を集めて趣味に浸る空がある。
そんな素敵なお家に出会いました。
お客様プロフィール
「音楽」を楽しむ穏やかな時間と「自然」を楽しむアクティブな時間。
両方のご趣味を追求されるO様です。
取材後記
O様は優しいお人柄で、ジャズに関して全くの無知な私の質問にも快く丁寧にお話して頂きました。ジャズのレコードジャケットはお洒落なデザインが多いので私も1枚飾ってみたくなりました。