フリースペースを作って、ゆとりの空間を
特に目的を決めず、家族が自由に使える空間として存在する「フリースペース」。今回はその使い方や、作り方をお伝えします。
目次
フリースペースとは?
先に書きましたが、フリースペースは、家族が自由に使える空間のこと。「寝室」「ダイニング」「書斎」など、目的が決まっていないだけでなく、「自室」のように誰かのものでもありません。ですから、勉強や遊び、趣味などさまざまなことに使えるのです。
フリースペースの主な使い方
テレワークのスペースに
テレワークが増えてきた昨今。フリースペースにパソコンを置くと、家族の顔を見つつ、適度な距離を置いて仕事ができます。
子どもの部屋の代わりに
子どもが子ども部屋で勉強やゲームをすると、目が届かず何かと心配。宿題済んだのかな、ゲームやり過ぎてないかなと、親は気をもみがち。フリースペースだと、親は家事をしつつ、少し離れたところにいるので、子どもは「見張られている感」を受けにくく、勉強の質問もしやすいです。
運動スペースに
テレワークの合間に、体を動かしたい。このようなときは、フリースペースでヨガや筋トレを。これで運動不足を解消。
工作などの作業スペースに
工作や編み物、ジグソーパズルなど時間がかかる作業の場所に。ダイニングテーブルのように、食事の度に片付ける手間がないのがうれしいです。
フリースペースの作り方
フリースペースを作るのには、室内のリフォームが不可欠! とは限りません。工事が必要な場合もありますが、少しの工夫で作れることも。
リビング
リビングの片隅にユニット畳やマットを敷く(一目でフリースペースと分かるよう、床面と異なる色や素材がおすすめ)。そこに、小さ目のデスクや本箱を設置。
寝室
折り畳みベッドや布団を、毎朝収納。日中はマットやゴザを敷き、収納できる座椅子やテーブルを置く。日中限定のフリースペースに。万年床の人は、その習慣が改善するかも。
物置と化した部屋
1年以上使っていないものを、思い切って断捨離して空間を作る。マットなどを敷いて、再び物置化しないようにする。
リフォームでフリースペースを作るときの注意点は?
本格的にリフォームでフリースペースを作る場合、どのような点に注意したら良いでしょうか。
1、丸見えにならないよう、適度にプライバシー守る位置。
2、冷暖房が届く位置。
3、明るさが確保できる位置。
最低この3つは考えて、作ったけれど物置状態にならないようにしたいものです。
フリースペースは、家族共有の場所なので、使う時間や使用目的などある程度のルールは必要。特に、出しっぱなしは厳禁です。家族を円満にする空間として、ぜひ活用ください。