衣服の心地よい手放し方
たんすやクローゼットの中に、気が付いたらたまっていく衣服。心地よく手放して、着こなしていくにはどうしたらよいでしょうか?
衣類の状態を点検する
衣類の状態を点検する。ポイントとしては、汚れが落ちずに残っている。胸元や袖が伸びている。肘や尻の部分がテカっていたり、すり減っていたりする。繊維が毛羽立ちしている。色あせしている、など。
このような状態になる衣服は、お気に入りで何度も袖を通し、洗濯をしているもの。残念な気持ちもあるでしょうが、明るい場所だと、こういった劣化はしっかり見えるものです。客観視して、ありがとうの気持ちで手放しましょう。
手持ちの衣服の枚数を数えてみる
タンスにクローゼットに衣服をしまった状態だと、どのくらいの量があるか、わかりにくいです。まずは、広いスペースに手持ちの衣服を並べて、何着あるか数えてみましょう。
このとき、トップスとボトムを分けます。量の多さに驚いて、処分するものが決まればそれでいいのですが、そう簡単にいかない場合は、次の策。
トップスとボトムで、組み合わせてみます。組み合わせが見つからない衣服は、あまり着用していないものなので、手放すことにしましょう。ちなみに。1シーズンで上下合わせて15着あれば、1か月分のコーディネートはできるそうです。
第三者の意見を聞いてみる
一人で判断できない場合、家族や友人に相談するのもひとつの方法。「その服、いつまで着ているの?」「同じような服ばかり着ているね」と言われたら、衣服の整理に協力してもらいましょう。家族の服装の好みや考え方を知る、きっかけにもなりそうです。
高価な服が、長く着られるわけではない
高価な服は、しまいこみがち。頻繁に着ないものもあるので、それほど汚れないことも一因。でも、流行や体形の変化で着られなくなることはあります。また、経年劣化で色あせたりすることも。もったいながらずに、なるべく着る機会を増やしましょう。
体形が合わなくなれば、可能であれば直して、それ以外は売ってしまいましょう。
余談ですが、筆者はフォーマルウェアは、喪服以外手放しました。子どもの入学式や卒業式などは、レンタルをしています。クローゼットは、随分すっきりしました(葬儀会社は、喪服のレンタルもしていますが)。
衣服を手放す前に考えたいこと
衣服を手放すのは、それなりにストレスが溜まるものです。必要な分以外買わないのが一番いいのですが、これはなかなか難しい。それならば、今ある衣服をフル活用するという方法があります。
そのために、手持ちの衣服のコーディネートを撮影しておきます。時間のあるときに、家族に撮ってもらったり、セルフタイマーで撮影したりします。衣服が無駄なく使えて、服選びの時間も短縮できます。ここから発展して、自分に「似合う・似合わない」「着たい・着たくない」がわかれば、必要な衣服だけをそろえることができます。
衣服を心地よく手放しつつ、フル活用して快適に過ごしていきたいものです。