長期優良住宅について知ろう!
こんにちは。入社2年目を迎えた石川営業所・仁平です。暖かくなってきたと思ったら急に寒くなって、寒くなったと思ったら翌日は猛暑日…着たり脱いだりが大変な時期になりました。
さて今回は「長期優良住宅」についてお話しようと思います。皆さまの中には住まい選びの基準で絶対長期優良住宅にしたい!という方もいれば、初めて聞いたという方もいると思います。ただ、どういったものが分からなくても「長期優良住宅」という名前をみるとなんとなくいい住宅なんだろうなと感じるのではないでしょうか。
長期優良住宅の基本
そこで、長期優良住宅がどういった制度なのか、どういった基準で定められているのかなどを簡単に解説していきます。
1.「長期優良住宅って何?」
長期優良住宅は国が定める認定基準に従い、「長期間にわたって住み続けられる優良な住宅」のことです。認定基準は以下の4つの項目が講じられているかが条件となります。
- 住居環境への配慮がされていること
- 長期間使用するために必要な構造・措置が取られていること
- 一定以上の建物面積があること
- 長期間使用するための維持保全の計画や方法が定められていること
以上が条件となり、各項目でさらに内容が細分化されています。
長期優良住宅は今までの「作って壊す」住まいから、「良質な住まいを作り数世代にわたって長く住み続けられる」住まい(ストック型の社会)への転換を目的にしている制度です。
2.「認定基準について」
上記で挙げた認定基準はさらに以下のように細分化されます。
耐震性(耐震等級2以上)
非常に強い地震でも倒壊せず、その後も補修・改修などで住み続けることができるようになっていること
省エネルギー性(断熱性能等級4)
省エネルギー性能に必要とされる断熱性能が基準値以上になっていること
劣化対策(劣化対策等級3)
長期間にわたり、住宅の基礎や柱などの構造体が使えること
可変性
ライフスタイルに合わせた変更が容易にできるようになっていること
バリアフリー性
将来のバリアフリーリフォームに対応できるように共有スペースに十分なスペースが確保されていること
維持保全計画(メンテナンス)
長期間に使用を見据えた定期点検・補修の計画を立てていること
維持管理・更新の容易性
排水管・配管等の耐用年数が短い設備の維持管理の為の補修などが講じられていること
住戸面積(75㎡以上、少なくとも1つの階の床面積が40㎡以上)
居住環境(地区計画や条例等に反していないこと)
上記の基準値をすべてクリアした住宅のみ認定されます。住宅を決める際に、これらの項目をすべて確認するのは非常に大変ですが、「長期優良住宅か、そうでないか」を基準にすれば確認は楽です。長期優良住宅ならセットでついてきます。
3.「長期優良住宅のメリット」
1.高性能な住宅を数世代にわたって住み続けられる。
読んで字のごとく、認定をクリアした住宅は、省エネルギー性(断熱性など)さまざまな面で長期間快適な住宅です。子供の代も高性能な家に住み続けることができます。省エネの家は当然光熱費が非常に安いです。これからの生活がずーっと光熱費が安い家に住めると、トータルコストはかなり抑えられます。
2.減税措置を受けられる。
国の勧めている住宅であるため、減税などの特別措置を受けることができます。(不動産取得税、登録免許税、固定資産税の税金を抑えることができます。)
3. 保険料を抑えられる。
耐震等級2以上の住宅は保険料の割引を受けることができます。(耐震等級2は30%、等級3は50%の割引)したがって、耐震等級2以上が条件の長期優良住宅は地震保険は割引の対象となります。
4.家の維持管理・メンテナンスを住宅メーカーに任せられる。
家を建てた後の定期点検やメンテナンスに関しては、住宅メーカーに課されている義務になっています。住んでからも住宅のことを守ってくれるので非常に安心です。
5.住宅の性能が保証される。
長期優良住宅はその性能をしっかりとチェックし、証明書が発行されます。住宅メーカーごとに基準の違う性能ではなく、“国の定めた基準値の証明書”になるので、非常に信頼性は高いです。また、証明書のついた住宅は第三者に販売する際に、不動産の資産価値がつきやすいです。
いかがでしたでしょうか。
長文での説明となりましたが、ごく簡潔にまとめると、「長期優良住宅は安心・安全・高性能で、様々な減税措置があり、さらに光熱費などが安く、住んだ後のメンテナンスも行い、不動産価値も高くなる証明書付の住宅」ということです。
性能にこだわりたい!という方は是非、長期優良住宅をお勧めします。オスカーホームは全プラン長期優良住宅が標準仕様となっております。
オスカーホームのHPでも分かりやすく説明しております。