キッチンの換気扇掃除は、こまめなお手入れとプロに依頼の二刀流
「自分で掃除したくない場所」の上位に来るのがキッチンの換気扇。業者に頼むのが一番と思う筆者ですが、それでも自分でできることはあります。
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自分で換気扇掃除?「無理、無理!」
インターネットを検索すると、「簡単」「自分でできる」とのタイトルが着いた換気扇掃除方法がいろいろ出てきます。
しかし、どれも分解をしたり、つけおき洗いしたり(30分以上)と、大掛かりなものばかり。さらに道具も身近なものでと言いつつ、細々そろえないといけません。「これは無理!」とつぶやいて記事を閉じた筆者。そこで、年1回は専門業者に依頼することにしています。でも、自分でできる日々のお手入れはあるのです。
換気扇を掃除しないとどうなる?
調理中に換気扇を動かしていると、油やホコリが付着します。それを放置すると、換気効率が落ちて、室内に熱気や蒸気、煙、においが充満。
部屋の傷みや汚れにもつながり、もちろん電気代も高くつきます。こういう状態になることから、きれいに保つことは大切なのです。
自分でできる日々の換気扇お手入れ
フィルター、レンジフードは拭くだけ
外から見えるフィルターとレンジフード。市販の油汚れ用のシートがあれば、汚れは落ちやすいです。特にフィルターをこまめに拭けば、奥のファンの汚れは付着しにくくなります。週1回を習慣にすれば、汚れも溜まりません。
プロペラファンなら掃除できるかも
換気扇のファンは2種類あります。1つは「プロペラファン」。扇風機のように羽根が回り、屋外に直接排気します。もう1つは、「シロッコファン」。細長い板状の羽根が筒状に取り付けられていて、ダクト(空気の通り道)を通じで排気しています。
プロペラファンは、中心のネジを反時計回りに回すと外せます(取り付けるときは、時計回り)。そして、ぬるま湯に洗剤を入れて付け置き洗いを。ということで、こちらのお手入れも難しくありません。
一方の「シロッコファン」は、外す時に力が必要だったり、羽根が鋭利でケガの心配もあるので、少しでも不安を感じたら手を付けない方が無難ではないでしょうか(これも、簡単そうに説明しているのですが)
業者の換気扇掃除はこんな感じ
実際に業者に換気扇を頼むと、こんな感じで作業が行われました。
0.事前準備
業者が掃除しやすいように、周囲のものを片付けます。そして電源はオフに(業者の方でも確認しますが)。
1.換気扇周りの養生
業者が持参したビニールやテープなどで換気扇周りをしっかり保護。
2.パーツの分解作業
3.パーツやレンジフード内部の洗浄
4.パーツの取り付け
5.運転確認作業
作業が始まってからジロジロ見るのは失礼なので、基本別室に行ったり内職したりしていますが、当たり前ですが手際よく1時間程度で終了。
「フィルターがきれいなので、それほど内部は汚れていませんでした」とお褒めの言葉をいただくと、できる範囲のお手入れは大切なのだなと、しみじみ。
料金は1万円前後かかりますが、分解の手間や道具を用意する労力がないという点では価値は十分にあると思います。また、壊したらどうしようという心配もありません。
自分でできる手入れをしつつ、難しいところはプロに頼むというように、役割分担をして快適に暮らしたいですね。