取り入れたい、北欧発「ヒュッゲ」な暮らし

北欧、デンマーク語で「自宅などでゆっくり過ごす、穏やかな心情や居心地の良い状態」を意味する「ヒュッゲ」。コロナ禍で、この概念を日本にも取り入れようとする動きが出てきているようです。

「ヒュッゲ」な暮らしの背景にあるもの

北欧と言えば、日照時間が短く冬が長い地域として有名。最も日照時間が短い時期は、9時過ぎ日の出、15時過ぎ日の入になるそうです。その間たった6時間。

また、デンマークは共働き世帯が多いものの労働時間が短く、保育施設が充実しています。長い夜と長い余暇。こういった暮らしの中で、年月をかけてできた生活の在り方なのです。

「ヒュッゲ」を楽しむコツ

北欧に比べては、慌ただしく忙しい日本人の生活。しかし、コロナ禍でその生活にも変化が。お家時間をいかにして充実して過ごすかが、大切になっています。ストレスや閉塞感は和らげたいもの。

そこで取り入れたいのが、「ヒュッテ」。聞き慣れない言葉のため、難しいことを想像してしますが、特別なことではないのです。以下に、「ヒュッゲ」を楽しむコツをお伝えします。

家族や友人と語らう時間を大切にする

お茶とお菓子を用意して、家族や友人と語らう。話すことで、心が落ち着いたり楽しくなったりするもの。コロナ禍では、大人数の集まりはご法度ですが、だからこそ、本当に会いたい人との時間を大切にできるのではないでしょうか?

照明や家具などで、リラックスできる空間を演出

前述のように、「ヒュッゲ」は誰かと過ごす時間を大切にしています。それには、家の中を心地よく暮らせる空間に整えることも必要。
デンマークはキャンドルが生活必需品。昼夜問わず使用しています。食卓や玄関、リビング、寝室。揺れる炎は、心も体も癒されます。火事が心配な場合、間接照明を取り入れてもいいかもしれませんね。

また、温かみのある北欧の木製家具は、雰囲気作りには欠かせません。こういう部屋の中で、お気に入りのマグカップでお茶を入れて、読書をしていると、心穏やかになれそうですね。

就寝前にはスマホやパソコンから離れる

キャンドルや北欧家具で揃えた部屋の中でも、スマホやパソコンを触ってしまうのが、現代人。仕事に使うことが多いので、シャットアウトするのは難しいです。それでしたら、就寝前にはスマホやパソコンから離れることから、始めるのはいかがでしょうか?もちろん、寝室に持ち込むのはNG。

特別なことはせず、心地良くゆったりした時間を過ごす

ここまで読んできて、特別なことではないと気付かれたと思います。一日の中で、心地よくゆったりした時間を過ごせれば、それはもう「ヒュッテ」ですね。

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