鍵が折れた!ときの対処方法
毎日使っている鍵が折れてしまったら…。意外に多いこのトラブルに、対処する方法をお伝えします。
目次
鍵を折った、筆者の経験
朝、外出しようと鍵を閉めたとき「ボキッ」と鍵が折れてしまいました。幸い引き抜くことができ、家の中に家族がいたので扉を開けてもらい、スペアキーを持って出かけたので、良かったのですが(後日、スペアキーを作りました)。もし、1人だったら、鍵が引き抜けなかったら…、と考えると不安になり、今回このテーマを選びました。
折れた鍵が鍵穴から出ている場合の対処
折れた鍵が鍵穴から出ている。この場合は、自分で対処できます。それでも、指ではつかみにくいもの。ペンチやニッパーを使用してください。ポイントは、鍵を押し込まないように、ゆっくりと引き出すこと。
もし、引っかかりを感じたら、鍵を上下左右に動かしてください。また、鍵穴に鍵穴専用潤滑油を入れて、滑りをよくしてから引き出す方法もあります。
ちなみに、鍵穴には専用の潤滑油を使ってください。それ以外のものだと、固まったり、ほこりがついたりする恐れがあります。
折れた鍵が鍵穴から出ていない場合の対処
鍵の先端が折れて、鍵穴の奥に折れた鍵が詰まっている。これは、鍵業者に依頼した方が確実です。ということで、以下で鍵業者選びのポイントを記します(自力で対処する方法はありますが、難易度が高いので割愛)。
鍵業者を選ぶポイント
インターネットに多くの業者が出て来るので、どこに相談したらよいか迷いますよね。業者選びのポイントを紹介します。
「インターネットに上位表示されているから、評判の会社かも。」と思いがちですが悪徳業者が広告などで表示させている場合があるので、評判なども調べてみることをお勧めします。
緊急事態での足元をみて料金を吹っ掛けられたという消費生活センターなどへの相談が多いのが「鍵のトラブル」です。
1.作業前の料金提示はあるか?
作業にいくらかかるのか、不安になるもの。「作業しないとわからない」と言う業者は見送った方がよさそうです。概算での電話見積もりが可能か、作業前に料金を提示してくれるかを確認してください。その際、「作業後に追加料金は発生しませんよね?」と再度確認するとより安心です。
2.キャンセル料は発生しないか?
鍵の修理は専門的な技術のため、ある程度値段がかかるのは仕方ありません。でも、見積もりを見て、作業内容と料金が妥当でない場合、考え直すのもありです。その際、キャンセル料が発生しない鍵業者を選んでください。もちろん依頼前に、見積もりが無料であるかを確認するのは必須です。
3.アフターサービスは付いているか?
作業後に、また不具合が出てきた。そんなとき無料でメンテナンスをしてくれるとうれしいですよね。修理後2~3週間のメンテナンス保証がある鍵業者を選ぶと安全です。
鍵業者の作業と相場
鍵業者の作業と相場の目安をお伝えします。
鍵抜き程度の軽い修理の場合、15分ほどで済むことも。部品を交換するなどトラブルが深刻な場合は、作業時間が伸びます。とはいえ、修理のみであれば、長くて30分ほどです。
料金は、鍵修理のみで8,000円以上。鍵交換で10,000円以上。スペアキー作成で10,000円以上。さらに出張費として4,000~8,000円がかかります。これは現場までの距離によって料金が変わります。
鍵が折れないようにするには
鍵が折れないようにするには、日々のお手入れや点検が大切です。掃除機やパソコンのキーボード用のエアダスターを使い、鍵穴のゴミを出しましょう。ゴミを出した後は、鍵穴専用潤滑油でお手入れ。毎日使う鍵と鍵穴、劣化と老朽化は避けられないから定期的に行いましょう。
そして。鍵が折れる以前に、回しにくい・刺さりにくい・抜けにくいことなどありませんでしたか?そんな違和感を覚えたら、壊れる前に業者に点検してもらうのも1つの方法です。
一般的に鍵の寿命は5~10年。その時期に合わせて点検、場合によっては交換するのもよいかもしれません。
筆者は、鍵を折ってから、丁寧に鍵の開け閉めをしています。長く使うには、お手入れや点検だけでなく、普段から丁寧に扱うことだと思うのです。