三月を意味する、弥生、Marchの由来は?
みなさまこんにちは、オスカーホーム高岡砺波営業所の武部です。学校関係だけでなく3月が年度末の方は大変多いと思います。オスカーホームでは1月末が年度末で2月から新年度が始まっております。
和風月名(わふうげつめい)の意味と由来
さて、3月は日本では「弥生」とも言いますね。この読み方を「和風月名」というそうですが、12ヶ月の中で3月と12月だけが「月」という漢字がつかないんですね。
では、なぜ三月は弥生になったのでしょうか?
弥生の由来
弥生の漢字「弥(いや)」は、ますます・いよいよという意味があり、「生(おい)」には、草木が芽吹くことを意味する漢字が使われています。
語源としては三月になると少しずつ春が近づき始め、冬の間は縮こまっていたたくさんの花や木草が一斉に成長する月なので「木草(きくさ)弥(いや)生(お)ひ茂る月」が「弥生(やよい)」と詰まって呼ばれるようになったと言われる説が有力です。
でも、3月はまだ寒いしそんなに草木が生い茂るイメージはないですよね。
実は現在の3月下旬から5月上旬を旧暦では「やよい」と指していたそうで、旧暦と新暦の違いで起こるちょっとした季節のズレがあるようです。その時期なら当てはまる感じがします。
弥生時代は関係ある?
弥生時代の「弥生」という名称ですが、
1884年(明治17年)に東京府本郷区向ヶ岡弥生町(現在の東京都文京区弥生)の貝塚(向ヶ岡貝塚)で発見された土器が発見地に因み弥生式土器と呼ばれたことに由来する。当初は、弥生式土器の使われた時代ということで「弥生式時代」と呼ばれ、その後徐々に「式」を省略する呼称が一般的となった。(出典:Wikipediaより)
だんだん暖かくなった時代なのかと思いましたが、全く違いました。
英語ではMarch
ちなみに、英語のMarchは、ローマ神話の軍神「Mars」が由来しています。冬が終わる時期で戦いを始めるのにちょうど良かったのかもしれません。
言葉の由来を考えてみると、3月は新たなスタートを切るちょうど良いタイミングなのかもしれませんね。