観葉植物の植え替え時期と注意点
室内にあると心が落ち着く観葉植物。植え替えが必要なことはご存知でしょうか?今回は植え替えの時期と注意点についてお伝えします。
目次
観葉植物の植え替えの3つのタイミングとは?
観賞植物には、植え替えの3つのタイミングがあります。
1. 鉢底から根が出てくる
観葉植物は成長すると、根も大きくなります。行き場をなくして鉢から出てくるようになったら要注意。水や栄養分を吸収できなくなります。一回り大きな鉢に植え替えましょう。
2. 土の水はけが悪い
水やりをして土に水が染み込まなくなったり、水はけが悪くなったり。これは土が古くなり固まっている状態。新しい土に取り換えましょう。
3. 葉の色が黄色い
葉の色が黄色くなったら、土の栄養分が足りない可能性が。こちらも新しい土に取り換えましょう。
観葉植物の植え替えに向いている季節は?
観葉植物は、1~2年に一度の植え替えが適当と言われています。ただし、種類によってベストなタイミングは異なるので、しっかり調べてください。一般的には、6月後半の高温多湿な時期が向いています。土が乾燥しにくいからです。
観葉植物植え替えに必要なもの
観葉植物の植え替えが決まれば、必要な道具をそろえましょう。
- 鉢(植物の成長に合わせて、従来のものより一回り大きいもの)
- 観葉植物用培養土(栄養分豊富な新しいものを)
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 園芸はさみ
- 移植ゴテ(草花の移植や雑草の根を切る、小型シャベル)
- 軍手またはビニール手袋
- 新聞紙またはビニールシート
観葉植物の植え替え方法
「明日植え替えしよう」とすぐに思い立つより、できれば1週間前から計画を。この時期から水やりを控えて土を乾燥させると、作業がしやすくなります。手順を下記に記します。
1. 鉢から植物を抜く
鉢から根と土を、植物を傷つけないように抜きます。抜けにくい場合は、プラスティック鉢ははさみで切り、陶器鉢は金づちで割って出しましょう。
2. 根から古い土を落とす
枯れた根や古い土を手でほぐしながら(手袋をつけて)、根から土を落とします。土が堅い場合は、そのままで。
3. 不要な根を切る
傷んでいたり腐っていたりする根を、はさみで切ります。
4. 新しい鉢に観葉植物を入れる
鉢底にネットを敷き、鉢底石を入れます。鉢の深さの5分の1から6分の1程度。鉢底石の上に新しい培養土を3㎝ほど入れ、その上に観葉植物を入れます。根と鉢の間に残りの土を入れて埋めます。水やりをしたとき溢れないように、すりきり一杯にならないように。
観葉植物の植え替え後のお手入れ
植え替え直後の観葉植物は、デリケート。風の当たらない明るい日陰に置き、3~1週間休めましょう。この「休める」は水や肥料を与えないということです。
定期的な植え替えで、観葉植物を長持ちさせましょう。植物も手を掛けると愛情が増すかもしれませんね。