夏休みだから見直したい。子どもの睡眠
夜更かししがちで、朝が起きられない子ども達。夏休みこそ、睡眠を見直したいものです。
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休日の寝だめは逆効果
学校に習い事、その合間を縫ってスマホやゲーム、テレビ(も見るのかな?)をこなす子ども達。睡眠時間が削られるのも当然ですかね?だからといって、休日の寝だめは逆効果。
睡眠時間帯が狂うと、海外旅行で経験する「時差ボケ」と同様の体調不良が起きます。ちなみに、実際の時差はないので「社会的時差」と呼ばれます。平日と休日で2時間以上の睡眠の差があれば、心身への影響が懸念され、子どもの学業にも影響を与える可能性も。
夏休みに早寝早起きのリズムを作ろう
夏休みに入るなり、明け方に寝て、昼過ぎに起きる。このような子どもの話は、しばしば耳にします。「これが規則正しい」と言い切られては、2学期が思いやられます。夏は日が昇るのが早いので、起きるのは苦になりにくいです。この時期に早寝早起きのリズムを作りましょう。
快眠への6つの道
1 朝の光を浴びる
生体(体内)時計が整い、夜は自然に眠りに導かれます。
2 昼間に活動する
熱中症の心配もあり、屋外での活動は控えたいですが、起きて体を動かしましょう。心を穏やかにする脳内の神経伝達物質「セロトニン」が活性化します。
3 夜は暗所で睡眠する
闇は生体時計の乱れを防ぎます。といいつつ、真っ暗闇は怖いとい人もいるでしょう。まぶしくない、暖色系の灯りを選びましょう。寝ながらスマホは大人もしがちですがダメですね。
4 規則的な食事
生活リズムを整えるには3食しっかり食べることが重要です。
5 規則的な排泄
前述の4と関係しますが、規則的な排泄には規則的な食事は欠かせません。特に朝、スッキリしたい場合は、朝食は不可欠です(食べないと、出せませんよね)
6 眠りを阻害する嗜好品や、過剰なメディア接触を避ける
この嗜好品は、カフェインやアルコール、ニコチン。子どもは接種が禁止されているものばかりなので、通常は心配ないはずですが。心配なのは、過剰なメディア接触。スマホなど見る時間を決めていても、寝る直前まで見続けるのは良くないようです。
以上ですが、睡眠には個人差があるもの。睡眠時間だけにこだわらず、「気持ち良く起きられるか」「日中眠くならないか」も注意したいものです。
筆者は自身の子どもには休日(夏休み含む)は、多少の夜更かしと寝坊は認めていましたが、2時間以上の差はなかったなと、今回実感(我ながら頑張った)。しかし、自身も含めて寝る直前までメディアを見ていることに気付いたので、少しずつ改善していきたいなと思いました。