雷被害から、情報機器や家電を守るには

ゲリラ豪雨など、雷の心配をする季節になりました。仕事や授業のオンラインが進む今、雷対策として必要なことは何でしょうか。

雷予報はチェックしよう

実は雷は、年間通じて日本海側が多いのです。特に冬場が多いのも特徴。

ですから、北陸地方にお住まいの方は他地域よりも注意が必要です。
ということで、テレビやインターネットなどの雷情報は、こまめにチェック。
最近はスマホアプリで雷雲の位置情報を確認できるものもあります。

怖いのは、雷サージ

雷の被害と言うと、建物などに直撃! というイメージがあるかと思いますが、それだけではありません。電線などを通して建物内に侵入する雷サージ(過電流・過電圧)によって電気製品が故障することもあります

最近の電気機器は、情報機器だけでなく家電も高機能でネットワーク化が進んでいます。目に見える範囲でもコンセントなどは昔より増えているだけでなく、見えない電波も渋滞状態。少しの電流や電圧の変動も影響を与えます。

グッズや行動で対策を取ろう

基本的には、雷が近づいたらコンセントや各種ケーブルなどを抜くこと。シンプルだけど、これが最適なようです。

といっても、外出中や、冷蔵庫のように簡単にコンセントを抜けないものもあります。このような場合に備え、雷対策機器を事前に用意しておきましょう。

メジャーなのは、電源タップ型の避雷器です。手軽に手に入り、設置しやすいのです。この際、最大サージ電流値と最大サージ電圧値の確認を。数値が高いほど雷サージに対する耐久力が高いです。ただ、規定量以上のサージが侵入したり、規定量以下でも何度も侵入したりすると買い替える必要があります。一度設置したから、安心ではないですね。

もっと強力なものをと考えた場合は、分電盤に組み込むタイプの避雷器を。電気工事が必要ですが、家中の電源線の雷サージ対策を1か所で行えます。規定値内の電流値ならば、推奨交換時期まで何度でも使えます。ただ、タップ型よりも高価になります。

タップ型と分電盤型どちらを選ぶか、予算や手間だけでなく、保護する機器数とも合わせて検討してください。

データの保管方法

雷により、物品の破損や故障だけでなく、パソコンのデータの破損もあるのが厄介なところ。仕事上大切なデータはもちろんですが、家族の画像など値段がつけられないものを失くすのは非常に残念です。

パソコンのデータのバックアップ頻度は日頃からこまめに(筆者はこの文章だけで、数回「保存」しています)。取り外し可能なハードディスクに保存するのも良いですが、ネットのクラウドサービスに保存するのも効果的です(筆者は、ハードディスクが壊れて以来、こちらを活用)

いろいろ買い揃えると高額になりますが、公私とも安心安全に暮らすために、保険として検討してはいかがでしょうか。

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