衣替え、ひと手間で来シーズンも気持ちよく
衣替えでしまった衣類は、きちんと汚れを落としてしまいたいもの。今回は、次のシーズンに気持ち良く着られるコツをお伝えします。
洗濯機は詰め込みNG
「洗濯」は、衣類の汚れを水に移す作業です。そして、最近の洗濯機は水流式・ドラム式とも節水に力を入れており、汚れを落とす元である水の量はかなり少なくなっています。
ということで、どちらのタイプも洗濯物の詰め込み過ぎは良くないのです。以下で、その目安を記します。
水流式の場合
衣類がしっかり沈む(見えないくらい)くらいの水量です。
ドラム式の場合
ドラム式は、衣類を持ち上げて叩く「叩き洗い」。ある程度の空間がないと、叩くことはできません。衣類は洗濯槽の半分から3分の2程度にしましょう。筆者の家ではドラム式を使っていますが、衣類を入れた際、ドラムの底(向こう側)が見えるかどうかで判断しています。
詰め込み過ぎた場合、汚れの落ちが悪いのはもちろんですが、においが残ってしまいます。
余談ですが。第二子出産直後の筆者宅。洗濯物のにおいに悩まされ、洗剤の量を増やしても解決せず。しばらくして家族が1人増えて洗濯物も増えたことに気付き、洗濯を朝晩2回行うように。そこで問題解決。詰め込み過ぎは要注意です。
40度程度のお湯を使い、ひと手間
40度程度のお湯を使うと、皮脂などの汚れが浮きやすいのですが、これを毎回行うのは難しいもの。衣替えのときだけ、と気合入れて使ってみてもいいですね。
すすぎは2回以上
すすぎの回数が選べる機種の場合、2回以上は行いましょう。特に、柔軟剤を使用する場合は、必須です。逆に1回だけなら、使用は控えましょう。
1回目のすすぎは、衣類から汚れや洗剤を水に移す作業。このときに柔軟剤を注入すると、その成分まで流れ出てしまいます。このまま長期間しまうと、せっかく洗ったのに、においや黄ばみが生じやすくなるという状態に。
仕上げはクエン酸
次のシーズンまで着ない、という場合は柔軟剤よりはクエン酸がおススメ。酸性なので、洗剤のアルカリ性を中和してくれます。もちろん、においや黄ばみの防止にも役立ちます。柔軟剤投入口に、小さじ1~2杯入れておきましょう。いろいろ使えて便利です。
衣替えは一仕事ですが、ひと手間掛けて来シーズンも気持ちよく着たいものです。