防災意識を高めよう!食料品の備蓄の目安
先日、東日本大震災から10年が経ちました。今一度、防災意識を高めたいところです。今回は、食料品の備蓄についてお伝えします。
目次
一週間分の食料は備蓄したい
電気や水道、ガスといったライフラインは、大災害発生直後に停止します。1995年阪神淡路大震災の際、電気の復旧に2日かかりました。それに伴い、2011年東日本大震災以前は、3日分の食糧の備蓄が勧められていました。
しかし、東日本大震災では電気の復旧に6日かかったため、現在は1週間分の水や食料の備蓄が必要と言われています。
ちなみに、電気→水道→ガスの順番で復旧します。
備蓄食品の選び方
食べ慣れているもので、常温で日持ちする食品
普段から食べているもので、常温で日持ちする食材は、意外に多いです。缶詰やレトルト食品、麺類、調味料など、何をよく購入しているか、チェック。災害時は不便な生活を強いられ、ストレスも溜まるので、食べ慣れているものを選ぶと緊張も和らぎます。
栄養バランスを考えた食品を選ぶ
災害時はおにぎりやパンなどの、炭水化物過多になりがち。ビタミン、タンパク質も摂取できるように、栄養バランスを考えた食品を選びましょう。ビタミンでは、野菜や果物のジュース、海藻。タンパク質は肉や魚の缶詰、大豆の水煮や高野豆腐など。
ちなみに、筆者の家族は、ワカメ(乾燥)が大好きなので常備しています。災害時は、ラーメンなどにワカメを入れて野菜代わりにしようと考えています。
備蓄食品の保存と補充
目につく場所に保存、使ったら補充
普段食べている食品がなくなったら補充する、ローリングストック。台所の目につく場所においてあるので、賞味期限が切れでいざというとき、食べられないということがありません。
もし、災害が起こった際、まずは冷蔵庫と冷凍庫の食品を使い(電気が止まるので)、その後、備蓄食品を賞味期限の短いものから使うようにしましょう。
非常食は、食べる日を決める
ローリングストックとは別に、非常食を常備することも、もちろん大切。心配なのは、賞味期限。半年または年に1回時期を決めてチェック。賞味期限が近いものは、食べて新しいものを補充します。
ちなみに筆者は、阪神淡路大震災があった1月(お正月明け)に行っています。その後しばらくは、「非常食試食期間」です。
非常食を簡単に調理
災害から1週間たつと、味付け済の加工品だけだと、食べ飽きたり、塩分過多になったり。カセットコンロとボンベなどを用意して、汁物など簡単な調理をしましょう。暖かい食べ物は、体だけでなく心も温めます。
洗い物を減らすために、ポリ袋やラップ、アルミホイル、ビニール手袋などを常備。キッチンばさみがあれば、包丁とまな板を使わなくてもすみます。
北陸地方は、冬場は雪に閉ざされることも想定して、備えをしっかりしておきたいものです。