防災収納スペースを作ろう&不要だった防災グッズ
災害が多い昨今。非常食や水などを買い揃えているご家庭も多いかと思います。しかし、その収納方法は万全でしょうか? また、用意したものの、不要だった防災グッズは、なかったでしょうか?
目次
防災用品の収納場所を決めよう
せっかく準備した防災用品が、いざというとき取り出せないと、宝の持ち腐れどころか、命に関わるかもしれません。そのためには、収納場所を決めることが大切です。押し入れやクローゼットの一角を、専用場所にするのがおススメです。
収納するときのポイント
賞味期限が見えるように
食品の場合、賞味期限が見えるように保管。もし印字が小さい、薄い場合は太いペンで大きく書き足しましょう。
ラベリングをして家族全員分かるように。
収納した人だけが、防災グッズの場所を知っていても意味がありません。収納したときに、家族全員に説明することも大切ですが、すぐ分かるように箱などにラべリングをしておきましょう。非常時に、中身を確認する手間も省略できます。
水は分散して収納
食料も大切ですが、水はもっと大切。災害によっては、部屋の一部分が使えなくなることも。その場所に、水をまとめ置きをしていたら使えません。また、水は意外に重いので、一か所に集中させると床に負担がかかる場合も。ということで、分散して収納を。
不要だった防災グッズ
東日本大震災から10年を経て、最近筆者が目にした記事が「災害時に不要だった防災グッズ」。不要な物と、代わりに用意したら良いものを一部ですがお伝えします。
ロウソクとマッチ→懐中電灯
停電の際の、灯り確保のために必要と言われています。ただ、暗い部屋の中で使用すると、転倒して火事になる危険性があります。懐中電灯で代用できます。
貴重品(預金通帳、印鑑、キャッシュカード、現金など)→本人確認書類と小銭
現在大災害の際には、多くの銀行で、キャッシュカードや通帳がなくても一定額まで引き出せる特別措置があります。ただし、本人確認書類が必要などで、保険証などのコピーは、非常用持ち出し用袋に入れておきましょう。
また、現金は小銭で用意しておきます。災害時でも自動販売機が使える場合があります。
布軍手→防刃軍手
災害時は、危険物が散乱しています。しかし、布の軍手では瓦礫やガラス片でのケガを防ぐことはできないので、防刃軍手を用意しましょう。
毛布→サバイバルシート
防寒用に毛布と言われていますが、両手で持って逃げだすのは不可能です。専用のサバイバルシートにしましょう。
新聞紙→古タオル
吸水性や保温性に良いと言われています。ただ防寒用には大量に必要です。
また、災害時水漏れが起こったという事例がありますが、そのとき役だったのは
古タオルだそうです。
2ℓの水→500mlの水3本
前述のように、水は絶対必要です。でも持ち出し用には、重くて不向きです。また、避難所では半日以内に飲料水が配られるので、荷物は最低限にしましょう。2ℓなど大容量のものは、自宅避難用に。
手回しラジオ→電池式、充電式ラジオ
情報収集に欠かせないラジオですが、「手回し」は回し続ける必要があり、音が途切れることも。乾電池の備えを忘れずに、「電池式」「充電式」を選びましょう。
常識として用意していたものが、不要だったことに驚きです。完璧はありませんが、なるべく新しい情報を仕入れて、備えておきたいものです。