在宅勤務を快適にするリフォーム
緊急事態宣言解除後も、在宅勤務を継続している方も増えているこの頃。快適に仕事を続けるために、この機会にリフォームで仕事環境を整えるのも良いかもしれません。
目次
在宅勤務の主な悩み
通勤の手間がない、時間にとらわれないというメリットのある反面、デメリットもある在宅勤務。よく出てくるお悩みは、以下のものです。
- 仕事中の生活音や家族の音が気になる。
- 仕事に不要なものは目に入り、気が散る。
- デスクやチェアが作業に適していない。
このような問題を解決できる、リフォームを以下でお伝えします(今回、デスクやチェアについては割愛します)。
ワークスペースの確保
在宅勤務でまず考えるのが、どこで仕事をするか。ワークスペースの確保です。リビングなどオープンな空間の一角か、個室または半個室を新設するかで、工事プランが変わります。
「仕事に集中したい」「子どもが小さいから目を離せない」「静かにしたいけど、家族の気配は感じたい」と人それぞれ。家の広さや間取り、家族構成などを踏まえて考えましょう。ただ、家事動線と重ならない場所にワークスペースを設置すると、家族皆のストレスが溜まりにくいようです。
間仕切り設置のリフォーム
「間仕切り壁」「間仕切りドアやガラス戸」「パーテーションやパネル」「ロールスクリーン」などを設置すると空間が分けられます。またエアコンの効率も上がるので、夏や冬は光熱費対策にも。
おすすめは、「引き戸」や「引き込みドア」。勤務時間以外は扉を全開にして隣接する部屋と一続きの空間にできます。また、オンライン会議で映り込みたくない場所には、ロールスクリーンで目隠しする方法も。
床材は吸音や防音性のある素材を
床材を吸音や防音性のある素材にすると、静かな状態で仕事ができるだけでなく、軽い室内運動も可能になります。
畳やコルク、カーペット、防音フローリングが適しています。さらに、小上がりの畳スペースがあると、ベンチのように腰掛けたり、寝転んでリラックスできたりします。
窓の工事で防音や断熱を
窓の工事で防音や換気、採光が可能になります。
既存の窓に「内窓」を設置して二重窓にする方法が簡単でリーズナブル。可能であれば、新たに外窓の設置を。花粉症やアレルギーで、窓を開けられない方は、網戸をフィルタータイプに交換するのも良いでしょう。
設備を整える
箱部分のワークスペースが整ったら、次は中身の設備。
照明器具の見直し
目の疲れ対策や集中力向上のためには、照明環境を整えるのは必須。個室や間仕切りを追加する際には、照明の設置工事は忘れずに。明るさを調整できるものを選ぶと、時間や天候に左右されません。また、勤務中と休憩中のように、オンオフの切り替えにもなります。
電源やコンセントの追加
デスク周辺に、電源やコンセントを追加しておくと、使い勝手が良くなります。電気機器は気がつくと増えていくので、余裕を持って増設しましょう。特にエアコンの設置は、専用の電源が必要。
リフォームの一例を紹介しましたが、家庭によって気になる場所は違うと思います。
まずは家庭の悩みを整理し、リフォーム業者には「おすすめプラン」や「料金の目安」などを納得いくまで相談してください。