コロナ禍を経て住まいに求めることは?
コロナ禍を経て、自宅で過ごす時間が多くなったこの頃。住まいに求めることも変化しているようです。
データで見る、理想の住まい
三井ホーム株式会社が行なった「コロナ禍における“共働き夫婦”の働き方と住まいに関する意識・実態調査」、在宅勤務やテレワークを行った共働き夫婦374名を対象に「コロナ禍を経た理想の住まい」についてたずねると、以下の結果となったようです。
1位 家族それぞれの部屋がある。62.0%
2位 ワークスペースがある。52.7%
3位 遮音性の高い部屋がある。43.9%
(複数回答)
自宅で、一人で静かに過ごす時間を大切にしたい。こんな思いの表れでしょうか。
在宅勤務の現実
在宅勤務は1人か2人以上かで、状況は変わってきます。
在宅勤務についての評価をたずねると、不満を抱えるが1人14.8%、2人以上が24.5%と、2人以上の方が多いようです。
不満の声として「生活音が気になる」「2人で在宅になるとスペースがない」がありました。
在宅勤務の理想
在宅勤務における理想のワークスペースについては、以下の結果が出ました。
1位 集中できる。55.6%
2位 通信環境が整っている。 53.8%
3位 PCやモニターなど設備が整っている。46.8%
4位 仕事専用(必要な物以外はない)38.0%
5位 ワークスペースが広い。 35.7%
6位 家族と適度な距離感か取れる。29.2%
7位 防音効果が高い。27.5%
(複数回答、在宅勤務複数人の数値)
上記の結果を凝縮したものが、先に上げた理想の住まいになるようです。
理想を求めて、戸建て購入やリフォームを検討
在宅勤務をきっかけに戸建て購入やリフォームを検討する人も増えています。
- 戸建購入の検討をした(している)41.8%
- リフォームの購入検討した(している)34.1%
(複数回答、在宅勤務複数人の数値)
とはいえ思い立ったらすぐに行動できるものではないので、慎重に検討したいですね、
夫婦で在宅勤務歴半年の筆者宅の例
夫は2020年3月下旬から在宅勤務。筆者は以前から在宅勤務。夫は元々自宅で仕事をする日もあり、物置部屋を書斎代わりにしていたので、それほど困りませんでした。防音は完璧ではないけど、仕事中顔を合わさないので、程よい距離感を保てています。ただ気配を感じるので、それが安心感になっていると思います。あと、こちらもずっと息を潜めて過ごしているわけにいかないので、オンラインの会議など静かにする時間は前もって教えてもらいます。
リフォームについては別の機会で書きたいのですが、まず考えるのは、仕切りなどで一人の空間を作ること、通信環境を整えること(我が家Wi-Fi増設しました)を優先順位にしたら良いかと思います。ご参考になれば幸いです。