ネット通販で増えてる?「段ボール」は再利用せず処分を

通信販売利用が進んだ昨今。便利な反面、厄介なのがどんどん溜まっていく段ボールです。

段ボールは再利用せず、処分が大原則

「段ボールは再利用せず、処分が大原則」

言い切りましたが、そうなんです。最も筆者もこの情報を知ったとき、びっくりしました。だって、見た目きれいな段ボールは収納用にしていたから。ではなぜ再利用がいけないかというと、害虫が住み着くからです。

段ボールに潜む害虫

代表的な害虫は2つ。チャタテムシと、台所害虫G(敢えて実名は避けます。以下、Gで表記いたします)。箱状でも潰して重ねても、その隙間から入り込むのです。

配達前に段ボールが置かれている倉庫などから一緒にやって来たり、卵を産み付けたりします。

害虫発生を防ぐには

発生を防ぐにはどうしたよいか?

まずは、段ボールは長期間同じ場所で保管するのは避けましょう。幸いにというか、コロナ禍の今、長期間自宅を開けることは少ないので、古紙収集日にこまめに出すようにしましょう。

もちろん、再利用して収納などに使うのも不可。置き場所にも考慮を。雨風にさらされるベランダやガレージなどは避けましょう。特にダンボールが濡れてしまうと、害虫にとって繁殖しやすい環境となり、ダンボールの利点である高い保温性と保湿性がデメリットになります。

保管場所確保が難しい場合は

決まった収集日に出せない、ベランダやガレージしか保管場所がないこういう場合は?

まずは、段ボールを湿らせないように心掛けましょう。天気の良い日に天日干しをするなど、乾燥させて。それに、毒餌剤(どくじざい:ドラッグストアに専用品が販売)や捕獲器などを設置して。

それでも害虫が発生したら

それでも害虫が発生したらどう対処するか。

Gの場合。部屋を閉め切り、殺虫成分を含む煙や霧を出す燻煙(くんえん)剤の他、毒餌剤やホウ酸団子を使います。ただホウ酸団子は口に入れると危険なので、乳幼児やペットがいる場合は使用を控えましょう。ホウ酸団子は、季節を決めて取り換えを習慣にする方がいいですね。

チャタテムシは、低湿度の環境で死に絶えます。夏場は湿度50%以下になるようにエアコンを点けましょう。空気の乾燥する時期になれば、自然といなくなるそうで、これは朗報です。

これまで、何気なく保管していた段ボールが、害虫という危険を持ち込むものというのは、けっこうショックです。家族の安全と健康のために、こまめな処分は欠かせませんね。

ダンボールを減らす工夫も

通信販売は便利です。でも、買う前に本当に要るのか、まとめて注文できないかと考えてみることも大切かもしれません。ただ、過剰包装でないのと思うこともあるので、配達先も簡易包装を心掛けてほしいですね。

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