子どもの留守番は、「お約束」を決めて
昨今の状況から、子どもが留守番をする家庭も増えてきました。その際に、注意すべき点をまとめました。
目次
事前の「お約束」で子どもの不安を解消
子どもが留守番する必要が出てきたら、まずは「お約束」を決めましょう。大事なことは紙に書き出し、目立つ場所に貼って。最初は大変ですが、決めておけば親も子どもも安心できます。
内容は家庭によってそれぞれですが、今回は小学校の低学年児童が 朝から夕方まで留守番する設定で書いてみました。
朝
親の出勤前
親は出勤する前に、おおまかなスケジュールを説明。何時まで仕事で何時頃帰ってくるなど。万一に備えて、親の携帯番号も知らせておきます。施錠をして、来客が来ても対応しないように伝えます。
留守番開始
朝のうちに勉強はして欲しいもの。テレビやタブレットは10時からなど、ここはしっかりお約束。親が出勤前に、その日にすべき教材を親子で用意しておくのもいいですね。ノルマが達成されていたら、テレビやタブレットを見る時間が増えてもいいのではと筆者は思いますが。
遊んでいい場所ダメな場所を決める
自分の家だから好きに遊びたいのは当然ですが、留守番中は注意が必要。ベランダへ続く窓は施錠をして、出入り禁止に。防犯にもつながります。
浴室は溺水事故の心配もあるので、浴槽のお湯は抜いておきましょう。また、ドラム式洗濯機は、過去小学校低学年のお子さんが中に入って大事故になったことも。チャイルドロックを掛けましょう。
お昼
食事は分かりやすい場所に
昼食やおやつは、分かりやすい場所に用意。なるべくならお弁当を。といっても冷凍食品を詰めておくだけで十分。コンビニやスーパーに一人で買いに行かせるのは、まだ避けた方がいいでしょう。
おやつは食べ過ぎないように、小皿に分けて。午前午後2回あった方が子どもも楽しみがあっていいと思います(このときは、小皿を2つ用意)
電気ケトル、電子レンジは?
低学年が一人でガスコンロを使うことは論外。電気ケトルや電子レンジはというと、子どもだけで熱湯を扱うことは危険なので、「使用しない」お約束に。コンセントを抜いて収納すればなお安心です。
電子レンジは、季節によっては温かいものを食べたいときもあるので、この機会に使用方法を教えるのも良いかもしれません。
食事の後片付けはできる範囲で
「ごちそうさま」で食器やお弁当箱がほったらかしは、親として正直悲しいです。使った食器は流しまで運ぶ、テーブルは拭くなどできるところから教えていきましょう。留守番時はプラスティックの食器を使用すれば、食器洗いも任せせられます。親も可能な限り、昼食のタイミングで連絡を入れたいものです。
子どもとの連絡はこまめに
最初に、親の携帯番号は知らせておくと書きましたが、むやみに電話されても困るもの。事前に連絡を取り合ってもいい時間を、決めておきましょう。そして、「帰るコール」は忘れずに。それだけで子どもはホッとするもの。帰宅したら、「よく頑張ったね」と褒めてくださいね。
筆者自身、留守番自体は子どもの成長に必要なことだと思います。だからこそ、「お約束」決めて、「離れても見守っているよ」ということを伝えていくことが大切です。