建築現場担当が伝える「地縄張り」のお話
早速ですがこちらの写真をご覧ください。上の写真は、よく見かける空き地の状態です。
今はまだ何もないこの状態から、4か月後には下のパース画のような住宅が建つことになります。
地縄張りとは
さてこの空き地の状態から一番最初に「地縄張り」を行います。
敷地に縄を張って建物の実際の大きさ、配置を確認する作業です。実際に行った写真がこれです。
地縄張りは何のために行われる?
図面上の配置計画を、実際に現地の敷地で配置の確認を行うための作業です。
これでお客様にも、自分の家がどのくらいの大きさなのか一目で分かります!とはいってもまだまだ完成した姿を想像するのは難しいですね。今は工程の一番最初。工事はこれからです!
地縄張りで確認しておきたいポイント
・隣地境界からの距離
・駐車スペースなどの確認
・高低差などの確認
実際の建物が建つことをイメージしながら、お施主様・工事担当が確認いたします。
場合によっては、地縄の張り直しになることもあります。
家づくり知識のもう1ポイント: 敷地が建築可能な状態の「更地」
新しい敷地に家を建てる場合は、家を建てる敷地は何もない状態でなくてはなりません。
この状態にすることを更地(さらち)にすると呼びます。
例えば、家の建て替えを行う場合、既存の建物や障害物を撤去する必要がありますね。
こうした状態を得て、家づくりはスタートします。