点検担当がお伝えしたい、室内建具「ドア」の調整方法
今回はドア建具が枠に当たるようになってしまった場合はどのように調整するかを簡単に説明いたします。
※室内建具メーカーは沢山あります。さらに同じメーカーであっても違う部品が使われている事があります。ドアの説明書に準じて正しく調整していただく必要があります。
ドアの調整法
写真のようにドア上端部分がドア枠に当たってしまっている場合の調整の方法です。
その場合は、上の写真の赤丸で印してある丁番のネジを調整します。
ドアを開くと写真のような形で丁番がついています。
緑色の丸で囲ってあるネジを緩めます。この種類の丁番には「固定ネジ」と刻印されています。これを反時計回りに緩めると固定がとれ調整可能になります。
調整する際、ドアを片手で抱えて上げながらかドアの下に雑誌などを挟んで調整するとビスに対しての負担が減るので良いかもしれません。
今回は上端の枠に当たるということなので写真の方向から考えると枠から逃げた方向に調整してあげれば良いわけです。(左に寄せてあげればよい)
「左右調整ネジ」をここでは反時計回りに回します。
「左右調整」はドアを閉めた状態で見ての左右になります。しかし、ドアの見る方向により左右が逆転します。今回の写真で説明すると、反時計回りに回すと左に寄ります。
ネジを一気に沢山回してしまうと調整が難しくなってしまう可能性があるので、2~3回転ずつ回しながら調整してみましょう。
調整が終わったら固定ネジ二つを時計回りにまわして固定してください。
これでドアが枠に当たらず閉まったらOKです。
オスカーホームにお住まいの方の住宅を点検をしていると、経年でドアが当たるようになっているトラブルとしては、上端が当たってしまうケースが多いかなと感じます。
ご自宅でこのような状態のドアを発見したら、ぜひトライしてみてください。
ただ、丁番が壊れてしまっている場合もあるので、その際は丁番交換が必要になります。