大掃除ついでにチェックしておきたい家のあれこれ
年末がメインにはなりますが、大掃除をされるご家庭が多いかと思います。
せっかくの大掃除、普段掃除しないところもチェックしておきたいですね。
今回は、点検担当から大掃除ついでにチェックしておきたい家のあれこれについてご紹介します。
24時間換気の吸気口、排気口について
冬の季節になると窓回りに結露が起きている場合も多いと思います。
いくら断熱効果の高いペアガラスであっても家の中の湿度が高くなれば(外気温と室内温の差が大きくなれば)結露は発生してしまうものです。
その際に確認していただきたいのが「換気扇に埃がついていないか」とか、「給気口フィルターが正常に空気を通しているか」ということです。
私たち点検担当が、オスカーホームのお宅の点検に回っていると【24時間換気システム】のファンのお掃除はされているのですが、給気口のフィルターの掃除がされていない方が多く見受けられます。
給気口のフィルターは掃除機で吸ってもらえば詰まったほこりが取れるのですが、その際にチェックしていただきたいポイントは「フィルターに穴が開いていないか」「汚れすぎて目詰まりが起きていないか」ということです。
このようなのことが起きていた場合はフィルターの交換が必要です。
その際は、私たち点検担当またはオスカーコールセンターまで申し付けください。
商品によりますが、フィルターには水洗いできるものもあります。
ただ、花粉除去等の効果を持ったフィルターは薬剤が流れて性能を失ってしまうことをご承知ください。
写真のように、風化してボロボロのものは即交換が必要です。
窓の開閉がスムーズでしょうか?
大掃除と言えば窓ふき!
その際に是非やっていただきたいのが、網戸や窓のレールのお掃除です。
点検に伺うと、どのご家庭でも砂埃等でレールが汚れている場合が多いです。
そのまま放置しておくと戸車に砂が噛んでしまい開閉不良を起こすようになります。
掃除機の隙間ノズルなどを使って掃除しましょう。
ついでに確認していただきたいのは窓クレセントのぐらつき。
日常、使っているうちにクレセントが緩んでしまっている場合があります。
クレセントのレバーをスライドしてカバーを外し、緩んだビスを固定すれば良いのでやってみてください。
メーカーや機種によって若干形状・仕様は異なりますが、同じような仕組みになっているので難しくはないと思います。
床のツヤ、床材のきしみについて
最近の住宅にはワックスフリー・ノンワックスタイプの床材も当たり前になってきましたが、ワックス掛けが必要な床材のワックス掛けは一年に一度は行ないたいものです。
ワックスを掛けると床表面が保護されるため床材の寿命が延びます。
年末の大掃除の際にやろうとしても、家具を移動させたりと大作業になるので、暖かくなる春に行う事も良いのではないでしょうか。
ワックスを掛けようとして気が付くことのある【床鳴り・床の軋み】、床材は湿度が低くなると収縮し、【床材の合わせ目】=実(さね)部分で床鳴り・床の軋みが発生することがあります。
そんな時に床の症状にもよりますが、意外と簡単にメンテナンスできる商品を見つけたので紹介します。
高森コーキ㈱というメーカーが発売しホームセンターで販売している「床鳴りピタットミニ」。
こちらを床の隙間に少量注入すると床鳴り・軋み音が治まってしまうという商品です。
ギシギシと床が音鳴りする場合は治まる可能性がありますのでチャレンジしてみてください。