自分でできる「室内建具ドアの調整」を点検担当がアドバイス
室内のドアが斜めに傾いてきてフロアをこすりそうになっていたり、ドア枠とぴったり納まらなくなってきていませんか?
木材を主な材料とする室内建具は、湿度変化により伸縮する特性をもっています。
そのため室内の温度・湿度の変化によって発生するもので自然現象といえます。特に梅雨の時期などには、木材の伸縮が起きやすくドアの開閉の際に床や枠をこする現象が見られます。
ドアの場合は、丁番などの取り付けネジの緩みなどの日々の使用によるズレも考えられます。
引き戸の場合は、レールや戸車ローラーなどの破損・摩耗なども考えられます。
今回は、オスカーホームで採用している、「YKKap製室内ドア」を使ってドアの調整方法を紹介いたします。
上下の調整
扉の下部が床にこすったり、扉の上部が上枠のこすった時の調整方法です。
①下ピポットのカバーを外します。
②+ドライバーで調整ネジを回してドアの高さを調整します。
・時計回りで上がります。
・反時計回りで下がります。
③調整が終わったら下ピポットのカバーをはめて戻します。
左右の調整
ドアが左右の枠にぶつかる場合の調整方法です。
①上・下ピポットのカバーを外します。
②+ドライバーで上・下ピポットの調整ネジを回してドアの傾き(左右)を調整します。
・時計回りで吊元側へ移動します
・反時計回りで戸先側へ移動します
③調整が終わったら上下ピポットのカバーをはめて戻します。
前後の調整
ドアが前後に傾いて、ドア枠とぴったり収まっていない場合の調整です。
①丁番の固定ネジを少し緩めます。
②ドアの前後位置をドアを持ち上げながら調整します。
③調整ができたら固定ネジを絞めます。
今回も、『 (+)プラスドライバー 』 だけで調整が出来ました。
一回チャレンジしてみるとコツがつかめると思います。
注意点は調整ネジを回しすぎるのではなくて・・・少しずつ調整して扉を閉めて様子を見ながら何回かに分けて調整するのかいいと思います
自宅の建具のメンテナンス!自分で調整してみませんか…?