住宅における「2次防水」の大切さを検査員がお伝えします。
こんにちは、オスカーホーム品質検査室の住宅検査担当です。
オスカーホームの新築住宅の物件では、フレーミング(建て方)完了後の構造検査を行っていますが、この際に2次防水 (外壁部分の防水)の確認も同時に行っています。
現在では一般的な2次防水部材である、透湿防水シート(水を通さず、建物からの湿気を逃がす)と呼ばれる白いシートで、構造体の外側を覆い、木部への雨水浸入による被害を防いでいます。
ですが、建物には窓や換気扇の給排気口など、様々な開口部や突起があり、この部分の施工が大変重要なのです。
そのためチェックも念入りに行います。
窓がない平面な部分は施工もしやすく品質も安定していますが、特に手摺壁(バルコニー等の落下を防ぐ壁)の端部やアルミ笠木が付く下地部分は透湿防水シートだけでは施工も不完全になりがちです。
その為、当社では専用の補強部材を用い、しっかりと防水を施しています。
もちろんこれらの部材も、メーカー施工要領に準じて施工されなければ、本来の性能は発揮できません。それを未然に防ぐべく、工事店・工事担当者・検査員での3重のチエックを行っています。
当社では、2次防水を住宅の基本的な性能と位置づけ、検査において非常に重要な部分と考えています。
「見えなくなる部分だからしっかりと!」
我々住宅検査の専門家が引き続きしっかりと検査を続けていきます。