ステンレス製キッチンの錆とメンテナンスについて
こんにちは、オスカーホーム品質管理室です。
本日はステンレス製のキッチンについてお話しようと思います。
社内完成検査の際、色々なメーカーのシステムキッチンを目にします。
水栓やレンジなどの設備機器も多種多様な物が採用されています。ただキッチンのシンク・カウンターに関して、人造大理石製も見かける様になりましたが、やはり定番のステンレス製が多いようです。
ステンレスはお手入れが簡単で『錆びない』と思われている方が多いと思われますが、実は『錆にくい』金属なのです。
ステンレスは鉄にクローム・ニッケルなどを配合した合金です。その内のクロームが空気中の酸素と結合して、表面に被膜を作りそれが錆の発生を防いでいます。ですが、なんらかの原因でその被膜が破壊されると錆が発生してしまいます。
キッチンメーカーの取り扱い説明書による錆の原因
- 醤油・味噌など塩分のある調味料の放置
- 塩素系漂白剤・ぬめり取り剤・クレンザー等を使用
- 表面が濡れた状態で長時間放置する
等と記載されています。
また水道水・水道管に含まれる鉄分や缶詰・包丁など鉄製の物を長い時間ステンレスの部分に置いておくと、『もらい錆』が発生する場合があるとのことです。
キッチンを使用した後は放置せず、拭き掃除をしてあげる事だけでも効果はありそうです。毎日の小さなメンテナンスでキッチンの長寿命化に繋がりますので、皆さんも是非実践してみてください。