油汚れは初秋に落とそう
掃除で悩まされるのが、油汚れ。これを掃除するには、温かい時期が向いているそうです。
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大掃除の時期を見直そう
大掃除は、師走12月のイメージがあります。正月を迎える準備という意識があるのでしょうが、現在の暮らしには合わない部分もあります。
その一つは、汚れの質が変化しているから。昔の主流はススでしたが、今は油汚れ。これは寒いとなかなか落ちません。しかし、高温では油汚れは緩みやすく掃除がしやすいのです。ただ、気温30度を超える時期は避けて。初夏または初秋に、暑さ対策を十分にして行いましょう。暖かいと、体も動きやすいです。
自分でできる、油汚れ掃除の手順
油汚れで気になる場所は、キッチンの換気扇やガスレンジ、電子レンジなどがあります。
まずは、外せる部品を外します。換気扇では、パネルやファン(シロッコファン、プロペラファン)。ガスレンジでは五徳や汁受け皿など。
このときに注意!換気扇とガスレンジ、一度にやろうとしないこと。流し台を使いますが、かなり場所を取ります。
1.部品を外して洗剤をつける
流し台に大き目のゴミ袋を、口を開いた状態で敷きます。そこに外した部品と、油汚れ用の洗剤を入れます。
洗剤を手作りする方法もあります。スプレーボトルに200mlの水と、液体せっけんと重曹を小さじ1杯ずつ入れて混ぜ合わせます。筆者はあまり手作りをお勧めしませんが、これは簡単で刺激が少ないので、肌が弱い方などには向いていると思います。
2.ビニール袋に入れた部品を日光に当てる
洗剤をたっぷり入れた後は、ビニール袋の口を閉めてベランダや玄関先など日当たりの良い場所に置きます。日光の熱で油汚れが緩むと、茶色の液体が溶けだしてくるまで。汚れ度合いにもよりますが、30分が目安です。
3.緩んだ汚れを洗い流す
部品をまた台所に持ってきて、汚れを落とします。古い歯ブラシや古いスポンジなどを使い、こすり落とします。その後、水で洗い流して乾かします。
部品の外せない、電子レンジの掃除は?
電子レンジは、外せるのはターンテーブルくらいです(これは食器と同じように洗えます)。それ以外はどうしたらいいでしょうか?
まずは、コップに半分くらい(100mlほど)の水を入れて、電子レンジで2分程加熱。すると、蒸気が庫内につき、汚れが緩んできます。コップを取り出して、汚れを拭き取ります。古布でもいいですが、専用の拭き取りシートがあるので、これを使うのもお勧めです。
油汚れの掃除方法を紹介しましたが、大切なのは汚したらすぐ拭き取ることです。年に1回は念入りに掃除したいですが、普段から手を掛けておけばそれほど面倒に感じませんよ。