Tシャツが長く着られる洗濯のコツ
使い勝手の良いTシャツは、誰もが持っているアイテム。今回は、長く着続けられる洗濯のコツをお伝えします。
肌に直接触れるTシャツ、それゆえの悩みも
暑い時期になると、Tシャツ1枚で過ごすことも多くなります。肌に直接触れるため、皮脂や汗などの汚れが多く付着し、においや黄ばみなどの悩みが増えます。
「におい」が気になる
洗濯したはずのTシャツがにおう。このガッカリ経験、よくあると思います。においの正体は、モラクセラ菌という雑菌。増殖すると洗濯物特有の生乾き臭を発生させます。
においを防ぐポイントとしては、
- 洗濯が終わったら、すぐに衣類を取り出して干す。
- 洗濯時以外は、洗濯機のフタを開けておく。
- 洗濯をしていないときは、洗濯槽を空にする(脱衣カゴ代わりにしない)
- 雑菌の繁殖を抑える効果のある、酸素系漂白剤を使う。
- なるべく風通しの良い屋外で干す。
があげられます。
筆者宅は日当たりが悪く、自身がアレルギー持ちのため年中室内干しです。そのため、「衣類乾燥除湿機」を使用しています。おかげで、嫌なにおいがなくなりました。室内干ししかできない自宅はこちらを使用するのもおススメです。
「黄ばみ」が気になる
残念ながら、黄ばみは普通に洗うだけでは落ちにくいです。40~50度のお湯に粉末洗剤や漂白剤を溶かし、付け置き洗いをします。30分程つけておけば、汚れもかなり落ちやすくなります。前日の夜につけ置きをして、翌朝洗濯機を回すのが習慣づけやすいでしょう。
「伸びる」「縮む」「シワ」が気になる
この3点、それぞれ異なる状態ですが、大切にしたいポイントは同じ。丁寧に扱うことです。
- 洗濯前に洗濯ネットに入れる(他の衣類と絡まないので、縮みにくい)
- 洗濯後、無理やり引っ張り出さない(伸びや、シワを防ぐ)
- 手でシワを伸ばしてから干す(シワを防ぐ)です。
もうワンランク上の仕上がりを目指したい場合はアイロンがけです。特に首周りは伸びてしまいがちなので、上から押さえつけるようにかけます。このひと手間があるとTシャツの寿命も延びます。
Tシャツは気軽に着られる衣類だけど、お手入れに少しだけ手を掛けて。「お気に入りだったのに、もう着られない(涙)」ということもなくなりますよ。