無理なく実践、夏の節電
毎年、猛暑と言われる最近の夏。今年は特に自宅で過ごす時間が長くなるので、無理なく実践できる節電方法をお伝えします。
目次
フル稼働のエアコン
夏はフル稼働するエアコン。外から帰るとすぐに点けたくなりますが、ここでひと手間。スイッチを入れる前に窓を開けます。熱気が逃げて、部屋が冷えやすくなります。結果、電気代の節約に。
今年2020年は、コロナ禍でこまめな換気が必須です。エアコンは切った方がいいか迷うところですが、10分程度の換気は、点けっぱなしの方が経済的です。
また、設定温度にも注意したいところ。28度を基本にしましょう。電気代が節減できるだけでなく、体も冷えすぎません。そして、2週間に1回を目安にフィルターを掃除して、冷却能力を下げないように。
窓の外にも意識を向ける
涼しく過ごすためには、直射日光が入らないようにしましょう。すだれやサンシェード、ヘチマやゴーヤなどのツル科の植物でグリーンカーテンを。見た目も涼しくなります。
また、室外機は日なたを避けて、風通しを良くするために周囲を片付けておきます。
冷蔵庫の開閉は必要最低限に
冷たい飲み物を取り出すため、開閉回数が増える冷蔵庫。節電には、開閉時間が短くなる工夫を。必要なものが取り出せるように、整理整頓を。食材ストックは、一目で見渡せる量にするのも手です。
冷蔵庫内の空気は、上段から出て循環します。この流れを邪魔しないように、下段から食材を入れ、詰め込み過ぎないように。反対に、冷凍庫は食材をできるだけ詰め込みます。食品同士が冷やし合い、冷却効果が高まります。
冷蔵庫本体の置く位置にも注意。壁から10㎝ほど離して、風通しを良くします。
照明はLEDに
照明は白熱電球からLED(発光ダイオード)に交換すると、熱を抑えられます。値段は少し高いですが、長持ちするので交換の手間も省けます(交換の回数が減るのもうれしい)。
テレビは省エネモードに
薄型テレビにはほとんどの機種に、「省エネモード」が入っているので、是非活用を。ただし、ゲーム機などの切り替えには注意。テレビとゲームで設定が異なるので、調整が必用か確認を。
電子レンジは清潔に
夏の調理に、電子レンジは必須アイテム。しかし、汚れが着いていると、庫内の電波が乱れて加熱にムラができます。また、発火事故も起きているので、吹きこぼしたらその都度拭き取りを。筆者は、目立った汚れがなくても週に1回は専用のシートで拭き掃除をしています。
炊飯ジャーの長時間保温は避けて
炊飯ジャーは4時間以上保温するのなら、電源を切りましょう。食べる度に電子レンジで温めた方が、電気代の節約になります。筆者は表面がカピカピ(乾燥)するのが嫌なので、炊けたらすぐコンセント抜きますが。
クールシェアも意識
1部屋に集まってエアコンを使う「クールシェア」もあります。在宅ワークや勉強などで、できないときもありますが、可能な限り家族が同じ部屋で過ごすことも節電になります。
少しの工夫の積み重ねが、節電につながります。快適に自宅で過ごせるようにしたいですね。