在宅勤務と子どもの学習を乗り切る方法
子どもの夏休みが始まり、在宅勤務を継続の親だと、顔を合わせる機会が再び増えます。上手く乗り切る方法を、著者の事例から考えて見ました。
家族一緒に仕事や勉強できるのは、理想的
親が仕事をする姿を通して、子どもが社会や仕事を感じられるのは、生きた学びになります。そういう意味で、家族一緒に仕事や勉強ができるのは、理想的だと思います。
仕事と勉強を同じスペースでやる上の注意点
ただ、スムーズに行うためには、注意点があります。
打ち合わせは別室で
ウェブ会議や電話での打ち合わせは、業務内容漏洩の心配もあるので、別室に移動します。また、会話をするので、子どもの集中の妨げになることも。お互いが、静かに集中できる時間にしましょう。
親が仕事に集中している姿を見せることで、子どもは「集中すること」を実感できます。口先で「集中して」「静かにして」と言うより、効果があるのではないでしょうか。
程良い距離間を保とう
もう一つ注意したいのは、程良い距離間です。親が仕事の手を止めて、子どもの勉強をジーッと見つめると、当然緊張します。細かくダメ出しは、論外です。とはいえ、反対に親が全く見ていないと、子どもは放置されていると感じ不信感を抱きます(難しいですね……)時々「チラ見」して、「頑張っているね」の声掛けや、ニコッと笑うくらいに留めておくと良さそうです。
時間を決めて、「〇時になったら休憩して、お茶を飲もうか」と提案するのも、良さそうです。
あえて場所を離すのもあり
筆者の夫は、在宅勤務継続中です。この状況に家族全員が慣れてきたので、大きなストレスはありません。
夫は物置部屋を「書斎」にしています。仕事用にカスタマイズしていますが、それでも家族が物を取りに行く機会があります。子ども達には、静かに出入りするように伝えています。ただ夫も余裕があるときは、一言二言話して、交流を取っています。
基本「書斎」に籠っている夫ですが、食事は極力家族と合わせています。そこで、子ども達と他愛ない話をしています(食事は筆者が用意。適度に手抜きして、こちらもストレスなし)。在宅勤務が続き、人と会う機会は極端に減ったので、気分転換になっているようです。ウェブ会議は頻繁にあるので、何時にあるかを毎朝確認しています。子ども達も理解していて、騒ぐことはありません。
しかし、先日長男がオンライン授業をしていたときのこと。その日は体育として、体操を始めました。騒々しくなり、夫が驚いて部屋から出てきましたが、授業中だと説明すると、納得してくれました。相手先にもその旨を伝えてくれたようです。
多少のトラブルはありますが、お互い気を遣いながら乗り切っています。在宅勤務の親と子ども。共に過ごすことで子どもに良い影響を与えられたらいいですね。