秘密の屋根裏グルニエとは?ロフトとの違いは?
住宅関連に記事などで、最近目にする「グルニエ」。フランス語で、屋根裏部屋を意味するのですが、この需要が高まってきています。
目次
グルニエとロフトの違い
屋根裏で思い浮かべるものに、ロフトがあります。グルニエとロフトは、どこが違うのでしょう。
ロフトは、部屋の一部分を2階建てのように区切ったスペースを指します。グルニエは、天井と屋根の間に作られたスペースを指します。ロフトは下から見えますが、グルニエは見えません。
どちらも、はしごで登ります。固定式のものが取り付けられているのが、ロフト。取り外し可能なものや、折り畳み式のものが使用されているのが、グルニエです。グルニエは、ロフトよりも部屋らしい独立したスペースですね。
新築の際抑えておきたい、グルニエの基礎知識
本来はデッドスペースになる場所を、活用できるのはありがたいことです。ということで、新築の際グルニエを設置する機会も増えていますが、抑えておきたい基礎知識がいくつかあります。
1. 高さ制限
グルニエの高さは140㎝まで、と制限があります。ですので、大人が立って歩くことはまずできません。
2. 面積制限
床面積は、設置する階の2分の1までと決められています。これを守らないと、「階」として判断され、2階建てのつもりが3階建てになってしまいます。
3. 階段でなくはしごを利用
建築基準法において、グルニエのはしごは「固定式でないもの」と義務付けられています。階段を設置することはできません。ですので、重い荷物を運ぶには注意が必要です。
4. 熱と湿気に注意
グルニエは高い位置にあるので、当然熱や湿気がこもります。断熱材や換気扇などを設置しましょう。換気窓をつける場合は、小さいサイズを。大きいと日差しが強くなり、かえって暑くなります。
グルニエの活用方法
高さは140㎝までですが、それを利用してキッズスペースに。傾斜があるなど、変わった形をしているので、秘密基地のように楽しめるかも。子どもが成長したら、物置として再利用できます。
大人が利用するときは、座ることが原則ですが、趣味のスペースとして活用も。読書やテレビを見たり、ヨガをしたりするのも良さそう(座位ポーズ限定)。もちろん、在宅ワークの場所にも利用できます。
あと、敢えて何も置かず、家族がそれぞれ一人になれる空間とするのもいいですね。換気と階段の上り下りに注意して、おおいに活用してください。