梅雨は要注意!寝具のカビを防ぐには
カビに悩まされるのは、浴室などの水回りだけではありません。寝室、特に寝具も注意すべき場所なのです。
寝具にもカビは生える
筆者の体験ですが、敷布団の裏側にカビが生えた経験があります。1週間に一度は布団を畳んでいましたが。え、それ少なすぎ?!しかし、調べてみると敷布団だけでなく掛布団やマットレス、フローリングまでカビを生やしてしまった家庭は多いようです。
寝具にカビが生える理由は?
就寝時は、大量の汗をかきます。個人差はあるものの、一晩で180~500mlにもなります。寝具は、カビの温床になりやすいのです。つまり、寝具にできるだけ汗を浸み込ませないようにすることが、カビを防ぐ方法ということが分かります。
カビを防ぐ方法
床敷きの場合
具体的に、カビを防ぐ方法についてお伝えします。まずは、畳やフローリングの場合。
簡単なのは、シーツの上にタオルを敷き込むことです。頭や背中、腰周りなど特に湿りやすい場所に。タオルは2~3日おきに交換が理想です。
畳の部屋が減り、フローリングに直接布団を敷く家庭もありますが、これはおススメできません。この場合は、下からフローリング→ラグ→吸湿マット→敷布団の順に敷きましょう。布団に水分が移動するのを防いでくれます。
しかし、これも放置して万年床にすると、カビの温床に。週に1度は敷布団やラグを天日干しにするか、壁に立てかけるなどして、水分を飛ばしましょう。
ベッドの場合
ベッドは床から離れていて、また木材の土台は湿気をある程度は吸収してくれます。でも、油断は禁物。
前術のように、シーツの上にタオルを敷き込んだり、マットレスとベッドパットの間に吸湿マットを敷いたりしましょう。もちろん、吸湿マットも定期的に天日干しすることを忘れずに。
二段ベッドは、上段部分は風通しが良いと思われがち。でも、周囲を板などで囲まれ、湿気がこもりやすい構造になっています。定期的なお手入れを忘れずに。
扇風機や布団乾燥機を活用
まずは、朝起きたら掛布団をめくり空気に当て、湿気を飛ばしましょう。これが習慣化できるだけで、随分変わってきます。可能であれば、イスや物干し台などに掛けてサーキュレーターや扇風機で風を充てます。
布団乾燥機は、カビ防止に効果的です。日中家にいられないときや、天候が悪いときに便利。ただし、布団の種類によっては布団乾燥機が使えない場合があるので、事前に確認してください。
カビが生えてしまったら
洗濯可能な外せるカバーやパッドは、塩素系漂白剤に漬け込み、殺菌・漂白後、洗濯して乾燥させます。丸洗いできない布団はクリーニングに出すか、値段を比較した上で廃棄も検討を(冒頭の敷布団は、結局廃棄でした……)。
大切なのは、こまめに洗濯することです。最近はコインランドリーで布団丸洗いタコースもあるので、大いに活用を。寝室の換気は毎日、掃除は週1回を目標にしましょう。