衣替えは、断捨離と防虫対策の一石三鳥
「年中行事」ともいえる、年2回の衣替え。大型クローゼットや、シーズンレスの衣類の増加で、衣替えが不要の家庭もあるそうです。ですが、衣類の入れ替え以外にも効果があるのです。
衣替えの必要性って?
気温15~25度、湿度60%前後、6月は衣類につく害虫の動きが活発になる時期。そのため、昔からこの時期が衣替えとなったようです。害虫は、たんすやクローゼットのほこりが大好物。放置すると、害虫の死骸+ほこりが蓄積という、恐ろしい状態に。
衣類の入れ替えだけでなく、収納場所を清潔に保つという意味で、衣替えは必要なのです。梅雨入りまでの天気の良い日に、衣類の整理と収納場所の掃除を家族で行いましょう。
衣類の、着る着ないを選別
シーズン毎に買い足す衣類。これをそのまま収納しても、入り切りません。この機会に、着る着ないを選別。選別のコツはいろいろありますが、筆者は1シーズンで着た記憶がないものは、引退してもらっています。汚れやほつれが出てきたものも、処分。
衣装ケースや引き出しの掃除
衣類の選別をする際は、衣装ケースや引き出しから一度衣類を全部出して、中の汚れを取り除きます。意外にほこりが溜まっていることに、驚きます。お掃除シートなどで拭き取ってから掃除機を。手に入れば、アルコールで除菌するとさらに効果的。
収納に一工夫
きれいになった収納スペースに衣類を戻していきます。このとき、収納方法を一工夫すると、次回の衣替えが楽になります。
- Tシャツやセーターは重ねずに、立てて収納。全体が見えて取り出しやすくなります。
- オフシーズンの衣類は、春夏・秋冬と季節で分類することが多いですが、ウールやコットンなど、衣類の素材で大まかにまとめておくのがおススメ。洗濯方法や防虫対策が同じなので手間が省けます。
防虫剤の効果のある使い方
防虫剤は、成分が上から下に広がっていきます。ですので、衣類の一番上に乗せましょう。多く使ったからといって、効果が上がるわけではありません。防虫剤の使い過ぎは室内の空気を汚してしまうので、適量を守ってください。
しっかり防虫したい衣類は、密封できるケースや衣類収納用の袋で保管しましょう。
衣替えは衣類の交換だけでなく、断捨離や防虫対策という効果があることも分かりました。最近は断捨離を始めて止まらないという話も聞きますが、「衣類の断捨離は年2回」と決めると良いかもしれません。