毛布や布団も洗濯機で洗おう
毛布や布団も自宅の洗濯機で洗えれば、家事の時短にもなり、寝具の清潔さも保てます。今回は、洗濯機で毛布や布団を洗うコツをお伝えします。
洗濯機のコースを確認
洗濯機にはいろいろなコースがありますが、「標準」以外あまり使っていないという人も多いのでは。
最近の洗濯機には、「毛布」「大物」などがついていることも多いです。これを使うと最適に洗えるのですが、「標準」コースとの違いを以下に記します(以下では「毛布」コースとします)。
「毛布」と「標準」コースの違い
通常の洗濯物に比べて、毛布はより多くの水を吸い込みます。ということで、「標準」だと水が足りず、洗いやすすぎが十分でないまま終了してしまうことも。それを解消するために、「毛布」は水量が多い設定になっています。
洗剤は液体タイプがおすすめ。ふんわりと仕上げたい場合や、ウールや羽毛素材などの動物性素材の毛布や布団には、おしゃれ着用が適しています。
「毛布」洗いの一工夫
毛布や布団の裾部分は、汗などで汚れていることがあります。目立つものは、液体洗剤や液体の酸素系漂白剤をつけてなじませた後、40度前後のお湯で部分的に洗ってから洗濯機に入れましょう。
その後洗濯機を毛布に入れますが、このときネットに入れたり畳んで入れたりを推奨している場合と、畳まずに入れる場合があります。前者は、洗濯機が回転しやすいよう、そして毛布を傷めないようにという理由があります。後者は、毛布が洗剤液と混ざりやすいという利点があります。
干し方の一工夫
「毛布」コースは、脱水の時間が長めに設定されており、水分がしっかり切れた状態で仕上がります。
アクリル素材の毛布は、洗った後そのまま乾燥機に入れると、短時間でふんわりと乾きます。
ウール素材や羽毛の布団は、自然乾燥でいったん乾かした後、仕上げとして乾燥機で10~20分使います。濡れている状態で乾燥機に入れると、痛みや縮みが起きることもありますが、乾いた後だとその心配はありません。
乾燥機が自宅にない場合は、コインランドリーの乾燥機を使うのもおすすめ。業務用だけあって、ムラなく乾きます。
自然乾燥の場合
自然乾燥のみの場合は、晴天の日に外に干します。このとき、2本の物干しを使いM字になるように干すと、空気の通り道をできて早く乾きます。場所が確保できない場合は、時々ひっくり返してまんべんなく乾くようにしてください。
※注意点
シルクやカシミアなど高級素材は、失敗する恐れがあるので挑戦せずにクリーニングに出しましょう。また、洗濯機が小型の場合も無理をしないように。
寝具が清潔だと、快適な睡眠につながりそうですね。