全熱交換型換気システムの施工物件が増えています
こんにちは、オスカーホーム品質管理室・検査グループです。本日は全熱交換型換気システム(第1種換気システム)についてお話させていただきます。
全熱交換型換気システム(第1種換気システム)とは
24時間換気システムの一種で、室内の給気と排気を機械で強制的に行う方式のものです。また、第1種換気には、熱交換を行わない「非熱交換型」と、熱交換を行う「熱交換型」がありますが、オスカーホームは省エネ性に優れた「熱交換型」を採用しております。
さらに「熱交換型」の中でも「全熱交換型」と呼ばれるもので温度と湿度を交換し給排気を行います。
- 夏には高温多湿の外気を予冷・除湿して取り込むので、冷房の負荷を軽減できます。
- 冬には乾燥した冷気に熱と湿度を移して取り込むので、室内の急激な乾燥を防ぐ効果があります。
つまり、冷暖房時には外気温の影響を抑えることができる省エネルギー性能の高い換気システムです。
ちなみに、もう一つは「顕熱交換型」と呼ばれる温度だけを交換するタイプです。
全熱交換型換気システムの導入が増えています
さて前置きが長くなりましたが、ここ最近の新築完成検査で「全熱交換型換気システム」が採用されている物件が続いております。お客様の省エネルギー性能に対する意識が高くなってきている表れだと思います。
小屋裏内に設置されている換気システム本体
排気口と給気口の設置箇所はおもに天井となります。
この排気口と給気口は1物件に10箇所以上あるのですが、天井面に設置されているため脚立を使用しての確認となります。今後はさらに採用される物件が増加されると思われますので、運動不足の解消を誓う検査員でした。