シーツをクリーニングに出してみよう
季節を問わず、小さな子どもがいたり、介護が必要な人がいる場合、シーツなど大物寝具類の洗濯は大変。でも、「クリーニングに出す」という選択肢を入れると、家事の負担は軽くなります。
目次
シーツをクリーニングに出すメリット
後述しますが、シーツをクリーニングに出すときれいになるだけでなく、労力も軽減されます。
水を含んだシーツを干すのは重労働。さらに広げて干すための場所を確保するのも一苦労。それが一気に解決。そしてもちろん、「時短」になります。
メリット1、汚れや臭いを徹底的に排除
クリーニングに出すと、汚れや臭いは徹底的に排除されます。それは、40~60度前後のお湯を使い、洗剤を適切に組み合わせて洗うため。家庭で何度洗っても落ちなかった汚れや臭いが落ち、びっくりすることも。
メリット2、高温プレスと洗濯のりで、張りのある状態に
クリーニング店では洗濯後、のり付けをして200度近い高温でプレスするので衛生的。旅館やホテルで経験する、パリッとしたシーツになります。寝心地が良いだけなく、汚れにくいのです。
これに一役買っているのが、洗濯のり。張りを出すだけではありません。繊維をコーティングし、汚れが繊維に浸透するのを防ぐ効果もあります。そのため次の洗濯時に汚れが落ちやすくなるのです。
洗濯のりと高温プレス、この二つが組み合わさって初めて効果が出ます。クリーニング後のシーツは、1週間近く使用しても汚れにくく、もし汚れがついて家庭で洗濯しても、普段以上に汚れが落ちやすくなります。
知っていますか? 洗濯のりの使用方法
洗濯のりの効果は理解しつつ、民話「舌切りすずめ」のイメージしかない筆者。次に知りたいのは、種類と使い方です。
乳液タイプ、ジェルタイプ、スプレータイプの3種類あります。この中でお手軽なのは、スプレータイプ。使い方はとても簡単。スプレーを吹き付けた衣類の上にアイロンをかけるだけ。設定温度は洗濯表示に従います。注意点は、アイロンの「スチーム機能」は使わずに「ドライ」を使うこと。
これはワイシャツなどには向いていますが、大きなシーツを干した状態でスプレーをシュッシュと吹き付けるのには…効率悪すぎます。パリッとさせたいときは、やはりクリーニングです。
クリーニング店は大いに活用しよう
シーツ以外でもクリーニング店に頼んでよいか迷うものは、まずは相談してみましょう。自宅での洗濯時間が省けるのはもちろん、プロにお金を払って頼む分のメリットはあります(ちなみに筆者は、浴衣をクリーニングに出したときにその威力を感じました)
時々の利用で、家事の負担を軽減するだけでなく、清潔な寝具や衣類を手にすることで清々しい気持ちになれるのではないでしょうか。