台所の油汚れ落とすコツ、溜めないコツ
毎日使う台所。気が付けばあちこちに油汚れが。今回は、油汚れを落とすコツと溜めないコツについてお伝えします。
目次
油汚れが落ちにくいのは?
油汚れの特徴は、「飛び散る」そして「落ちにくい」。これらが、掃除を面倒にしています。では、その原因は何でしょうか。
「飛び散る」のは、料理中に気化した油の粒子が舞い上がり周囲に付着するもの。
「落ちにくい」のは、油汚れは空気に触れると酸化し、樹脂化するから。こうなるとこびり付いてなかなか落ちません。
つまり、「広い範囲を素早く掃除する」のが理想なのですが、それが難しいから厄介なのです。
汚れ落としのコツ
ガスコンロの油汚れは、毎回こまめに掃除すればそれほど汚れは溜まりません。炒め物や揚げ物の後は、かなり汚れます。それでもコンロ周辺が温かいうちにキッチンペーパーで拭き取ると大きな汚れは落ちるので、後の掃除は楽です。
調理の前に、キッチンペーパーを備えておく習慣をつけてはいかがでしょうか。ちなみに筆者は、ガスコンロ用のウェットシートを常備しています。
汚れが固まった場合はというと。
油汚れは「酸性」なので、アルカリ性の洗剤を使うと落ちやすいです。それに向いているのが、「重曹」です。
粉のままふりかけて使うこともできますが、スプレーやペーストにする方法もあります(ひどい汚れのときは、ペーストがおススメ)。重曹は刺激が強くないので、肌が弱い方や小さな子どものいる家庭では安心して使えます。注意点として、粉やペーストで使用した場合排水溝に流さないこと。詰まる恐れがあります。
汚れを溜めないコツ
汚れを溜めないためには、油汚れを付着させないこと。そのためにできることを、以下に記します。
1.料理中は換気扇を点ける。
料理中、油は気化して舞い上がります。それを飛び散らないように、換気扇を使います。
2.鍋やフライパンはフタをして使う。
鍋やフライパンから出る湯気や油は、台所周りにこびり付き汚れになります。汚れを防ぐためだけでなくガス代節約のためにも、フタをしましょう。
3.各種カバーを利用する。
台所周りを油汚れから守るカバーは、ホームセンターや100円ショップでいろいろ出ています。
レンジパネルや壁の汚れ防止シート、換気扇のフィルターなど。ただ換気扇のフィルターですが、貼ると吸引力が落ちるという説もあります。
4.1~2年に1回はプロにお任せする。
こまめに掃除をしても落とせない汚れもあるし、安全面から素人では細かい部分までは触れません。1~2年に1回はプロにお任せするのも一つの方法です。掃除後は「キレイにするぞ」と意欲もわきます。
「油汚れはその日のうちに処理」と習慣化する。ときには、プロに任せる。これらを心に留めておけば、きれいな台所をキープできるかも。