こまめな「ちょこっと掃除」がキレイな家の基本。シンプルで続けられる掃除
年末が近くになるにつれ、大掃除をしないとなと憂鬱な方もいるのではないでしょうか。ずぼらな性格でできるだけ生活をシンプルにしたいという想いを抱いてから早数年な著者は、できるだけ大掃除は短時間で楽に済ませたいと思い(できればしたくない)、本屋さんで多くの「掃除術」の本を買い込んで読み漁っています。今回は、私のように「シンプルに掃除をしたい」と思っている方向けに、読み漁った本から参考になる情報をまとめました。
目次
家のキレイをキープするには「ちょこっと掃除」が基本
最近はインスタグラムや雑誌、本などで丁寧な暮らし、心地の良い暮らし方など整った生活が一つのブームになっているようにも感じます。そうした生活に憧れる気持ちがある一方で、現実は仕事、子どものお世話や掃除以外の色々な家事に追われて、そんな優雅な生活は難しいよ、と半分諦めかけている方もたくさんいるように思います。それなのに年末年始の休みに入った途端に恒例行事のように待ち構える大掃除・・・。
インスタグラマーが掲げる素敵な生活まではいかないとしても、普段の生活をもう少し楽にしたいし、そのためには家の中の状態をキレイにしたいと考えた結果、上手な方を真似する方法から始めようと思ったのです。でも真似するのは本当にシンプルなことだけ。とにかく簡単にできることを重視します。
汚れた部屋を「今からするぞ!」という意気込みでする掃除習慣の場合、日常生活の中での「汚い時間」が長くなります。もちろん、その分汚れも溜まっていますし、見つけたいモノが見つからず、モノが増えている可能性もあります。「ちょこっと掃除」を定期的に続けたほうが、清潔で、何より楽です。
シンプルだからこそ、続けられる掃除を
「ちょこっと掃除」のポイントは掃除が手軽であること!そのためには、シンプルさが大切です。
1.道具をシンプルにおさえる
洗剤は種類をおさえてこれで十分です。洗剤の好みや成分などが気になる場合は別のものでも良いですが、今回は手に入りやすい代表的な洗剤を選びました。
- バスマジックリン
- トイレマジックリン
- カビハイター(塩素系漂白剤)
- キッチン泡ハイター(台所用塩素系漂白剤)
「よくある汚れの種類と落とし方の紹介」で紹介しているように、汚れは主に3つ、油・水・ホコリに分けれます。そして、ホコリ以外の2つについては、酸性の汚れ×アルカリ性の洗剤を、アルカリ性の汚れ×酸性の洗剤を使って汚れを落とします。
汚れ | 汚れの種類 | 汚れの例 | 使う洗剤 |
---|---|---|---|
油 | 酸性 | 手垢など皮脂汚れ、油汚れ | アルカリ性洗剤、重曹 |
水垢 | アルカリ性 | 石鹸カス、水垢 | 酸性洗剤、クエン酸(お酢) |
ホコリ | 1.外から飛んでくる「土ホコリ」と家の中の布団やカーテン 2.衣類からでる「綿ホコリ」 |
重曹、雑巾がけ |
洗剤の他には掃除道具、スポンジやウエス、ハンディモップ、トイレブラシ、掃除機などが加わります。また、アルコールは水では物足りないけど洗剤を使うほどでもない時に便利です。
2.こまめに掃除する仕組みを整える
・床に直置きしない
リビングの掃除掛けをしようとして、まずモノをどかすことから始めるのが苦痛に感じるように、このちょっとしたストレスが掃除を億劫にし、最終的には汚れのたまった部屋への原因になります。
直置き対策として、1)すのこを設置して浮かす。キャスターをつけるとすぐどかして掃除することが可能。2)吊るす。突っ張り棒とS字フックなどを使って、床面以外の「宙」の空間を使うことによって、例えばお風呂だと水垢が溜まらない、モノが取りやすい、収納が増えるなどのメリットがあります。
3.すぐそばに掃除道具がある状態にする
・目の高さがベスト
高すぎたり、低すぎたりすると、足が遠のいてしまうので、見える位置に掃除道具を置けるとベストです。
・使う場所の近くに置く
家の間取りや広さにもよりますが、その部屋で使う掃除道具はその部屋に置くと、ぱっと気づいたときに手に取れます。
・2アクション内で取れる場所に
例えば、壁にかかっているのを取るのが1アクションだとすると、戸棚をあけて取るのは2アクションです。子どもや配偶者なども使用するものは、3アクション以内で完了する場所に置きたいです。
掃除は汚れが目についたらその場でパッと道具を使ってキレイにすることによって、さっぱりした状態をキープすることができるようになります。キレイ=気持ちいいという視覚効果を自分や家族が記憶することによって、掃除が習慣へと結びやすくなります。日頃、掃除慣れしていない方はこの機会に掃除道具と場所を見直してみてくださいね。