夏のオフィス服、清潔に着るには
汗ばむ時期に気になるのが、衣服の清潔さ。特に、ビジネスの場では、臭いや汚れは禁物。今回は、オフィス着を清潔に着るコツをお伝えします。
目次
洗濯機で洗えるスーツ、上手な洗い方は?
洗濯機で洗えるスーツが増えていますが、ひと手間で汚れも落ちやすく長持ちします。
洗う際は、まず襟や袖口など汚れや臭いが気になる部分に、おしゃれ着用の中性洗剤の原液を塗ります。ジャケットはボタンを外したまま、サイズの合った洗濯ネットに入れます。スラックス・スカートは、ファスナーを閉め3~4つ折りにしそれぞれ別のネットに入れます。
ジャケットを干すときは、厚みのあるハンガーに掛け、袖口にタオルを入れて重し代わりにするとシワが出にくいです。ワイシャツは襟を立て、ボタンを開けると乾きやすくなります。
部屋干しで気になるのが、臭い。扇風機や衣類乾燥機などで下から衣服を当てると抑えられます。ちなみに筆者も衣類乾燥機を使用していますが、ムラなく乾き、部屋干し特有の臭いもありません。
スーツやワイシャツをクリーニングに出したときの注意点
スーツやワイシャツはやっぱりクリーニング、という方も多いでしょう。肝心なのは、洗濯後自宅に戻ってきたとき。クリーニング後に衣服を保護するビニール袋を被せたままにしておくと、通気性が悪くなり、蛍光灯の反射などで衣服が片面だけ焼ける可能性があります。すぐにビニール袋は外し、風通しの良い場所に置いておきましょう。
夏場に適したオフィス着とは?
夏場はどのようなオフィス着が向いているのでしょうか?
この時期は洗えるスーツを選ぶ人が全体の4割になるそうです(AOKI調べ)。スラックスは、センタープレスが取れにくい加工をしたもの、ジャケットは裏地に放熱性の高い素材を使い、暑くなりにくいものを選ぶのがおススメ。
夏のノーネクタイ・ノージャケットは浸透してきましたが、だらしなく見えるのはNG。ノーネクタイでもきれいに見える、ワイシャツやポロシャツを選びましょう。襟先にボタンが付いているボタンダウンや、襟が180度以上開くカッタウェイはクールビズの定番です。
白シャツは下着が透けないもの、青系のものは汗じみを防止しているものを選びましょう。半袖は、ワキが見えないよう袖口が細身のものは清潔感があります。
抑えてきたい、洗濯の基本
最後に、季節を問わず、抑えておきたい洗濯の基本をお伝えします。
1.早めに洗濯しよう
部屋干しを嫌がり洗濯物を溜め込む人もいますが、汚れは早めに落とすこと。衣類乾燥機がなければ、コインランドリーの乾燥機もフル活用して。
2.洗濯機は7割で回す
一度に多くの洗濯物を詰め込むと、汚れは落ちにくくなります。洗濯機容量の7割を目安に。筆者は、第二子出産後洗濯物が増え、臭いが気になるようになりました。一度に詰め込む量を減らしたところ、難なく解消された経験があります(今は朝と夜、洗濯しています)。
3.付いた泥は乾かしてから洗濯を
水たまりの泥ハネは、水洗いはNG。まず泥を乾かし、乾いたら土をはたき落としてから洗濯機に。泥を水洗いすると繊維の中に入り込み、落ちにくくなります。
清潔なオフィス着は、周囲の人にも好印象を与えられるかもしれません。お手入れも仕事の内ですね。