環境のためにできることは何?普段の生活を見直そう
6月は環境月間でした。しかし、6月だけでなく普段から環境について考えていきたいもの。特に、節電はCO2削減に、更に地球温暖化防止につながります。
目次
家庭でできる節電アクション
2011年の東日本大震災を機に、被災地の復興と安定した電力供給を促進するために作成された、環境省の「みんなで節電アクション!」のウェブサイト。その中から、一人ひとりが普段の生活を見直すことで実行できる「家庭でできる節電アクション」を、お伝えします。
家電製品別の消費電力量
家電製品別の消費電力量(2009年)を見ると、電気冷蔵庫が14.2%とトップです。次いで、照明器具13.4%、テレビ8.9%、エアコン7.4%と続きます。これらの家電製品の使い方を工夫することで、効果的に節電ができます。
余談ですが、「電気こたつ」は0.8%と下位でした。廃れているのでしょうか?「電気こたつ」を愛する筆者としては、少し悲しく、我が家はレアな存在なのかと、思ったりします。
家庭でできる節電、7つのポイント
上記を元に掲げたのが、以下の7つのポイントです。
- こまめにスイッチオフ! スイッチオフで電気使用は必要最小限に!
- 待機電力を削減! 使用していない場合にも電力が消費される待機電力を削減!
- エアコンで節電! 設定温度・風向きを調整して節電!
- 冷蔵庫で節電! 扉の開閉時間を短く、詰め込む量も考えて節電!
- 照明で節電! 明るさや点灯時間を調整して節電!
- テレビで節電! 主電源OFF・明るさを調節して節電!
- 他にもこんなところで節電! 生活スタイルを見直して節電!
次項では、夏に向けて使用頻度がグンと上がる、冷蔵庫とエアコンについて見ていきます。
冷蔵庫編
余分な開閉はしない。
開閉が多いと冷気が逃げてしまいます。設定温度はできるだけ夏は「中」、冬は「弱」にしましょう。
物を詰め込み過ぎない。
冷気の流れが悪くなり、庫内が均一に冷えなくなります。また、見渡しが悪くなるため、ドアの開けている時間が長くなります。まずは整理整頓を。
熱い物は冷ましてから入れる。
カレーなど冷まさずに入れると、庫内温度が上昇し、再度庫内を冷やすため余分なエネルギーがかかります。
壁から適切な間隔で設置する。
冷蔵庫の周囲が壁などに接していると、効率よく放熱できません。冷蔵庫の周囲には5㎝以上の間隔を開けましょう。
傷んだパッキンは取り換える。
傷んでいる隙間から冷気が漏れて、電気の無駄使いに。目安は名刺などを挟んでずり落ちたら換え時。
エアコン編
カーテンで窓からの熱の出入りを防ぐ。
夏は冷気が逃げるのを防ぐだけでなく、日照を遮ります。冬は室内の暖気を閉じ込め、外気が入るのを防ぎます。
フィルターの掃除はこまめに。
2週間に一度はフィルターの掃除を。フィルターが目詰まりしていると冷暖房効果が下がり、無駄な電気を使います。
室外機の周囲に物を置かない。
室外機の吹き出口に物を置くと、冷暖房の効果が下がります。風通しの良いところに設置し、周囲は整理整頓。
扇風機やサーキュレーターを併用して、風向きを調節。
扇風機やサーキュレーターを併用すれば、夏は風が当たると涼しく感じ、冬は温まった空気を循環させることができます。
設定温度は、冷房は28度、暖房は20度を目安に。
既に実施していることもあれば、新たに知ったこともあるでしょう(筆者は冷蔵庫のパッキンが取り換えられるとは、知りませんでした)。どれも簡単なことなので、だからこそ一人ひとりの意識することが大切ですね。