壁と床の境目を仕切る見切り材「巾木(はばき)」のお手入れ方法
こんにちは、オスカーホーム福井営業所です。皆さんは建築用語にある「巾木」をご存知ですか?
目次
巾木(はばき)とは
巾木とは、壁と床が接する部分に張る横板で、壁と床の隙間が見えるのを防ぐためと、モップや掃除機を使用する際の汚れや衝撃から壁を守るために取り付けられています。木、という文字が入っているので木製をイメージする方もいるかもしれませんが、軟質ビニルで出来た柔らかい巾木もあります。
床掃除は定期的にするけれど、この巾木部分の掃除は普段のお掃除ではなかなか手をつけない部分ではないでしょうか?そして気が付くと埃が結構たまってる!黒ずんでしまった!なんて経験はありませんか?
巾木の上にあるコーキング材は特に汚れやすい部分
巾木の上部分には5ミリほどのスペースがあり、特にそこに埃が積もりやすいですね。また壁に巾木を取り付けるときに「コーキング」と呼ばれるシリコン製の充填剤を上の部分に薄く塗るのですが、このコーキング部分がホコリをたくさん吸着してしまうことが汚れの原因となっています。
このコーキング部分に付着した埃はサッと雑巾で拭いただけではなかなか取れず、そうした埃をいきなり濡れた雑巾でゴシゴシ拭くと、壁やコーキング部分に黒い汚れが広がってしまったり、壁と巾木の隙間に埃の塊が入り込んで取れなくなったりと、キレイにするつもりが、かえって汚れを目立たせてしまうなんてこともありますので、特に汚れが目立つ白い巾木は注意が必要です。
そこで今回は定期的行ってほしい、正しい巾木のお掃除の手順をご紹介します。
巾木のお掃除手順
手順1:埃を落とす
まず歯ブラシや100均で売っているペンキ用ハケなどで巾木の上の埃を落とす。やや硬めのものが使いやすい。
手順2:軽くこする
次にメラニンスポンジで汚れをこする。汚れが落ちない場合は住宅用洗剤や重曹なども合わせて使用すると良い。
手順3:拭く
硬く絞った雑巾で拭き、仕上げに乾いた雑巾で拭く。
たかが巾木と思いがちですが、普段は気にしない場所がキレイになると、それだけで家の中がパーっと明るく感じられるものですよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね。