梅雨時の床掃除、ここがポイント
ジメジメする梅雨時。床のベタつきも気になります。今回は、梅雨時の床掃除のポイントをお伝えします。
梅雨時、床がベタつくのは?
水の分子は元々、空気に含まれる窒素や酸素の分子より軽く、湿気がある空気は上昇するもの。しかし、床にホコリやゴミが残っていると、上昇するはずがホコリなどにくっつき下に溜まります。それを踏んでしまうと、「ベタついた床(ホコリ付き)」になってしまうのです。
対して、床を掃除すると湿気は上昇し、足元のベタつきはなくなるのです。
梅雨時は空拭きがおススメ
要は、梅雨時であっても掃除はきちんと行うべき、ですが、ここで注意!この時期は水拭きでなく空拭きがおススメです。
湿度が高いので、湿気でホコリやゴミが舞い上がりにくく、汚れもはがれやすい。乾いた雑巾でさっと一撫でするだけで、効率良く掃除ができます。
毎日掃除をしても、そこで生活する以上は身体からは髪の毛や皮脂が落ち、衣類から糸くずが落ちます。そして人が移動すると、ゴミやホコリは吹き飛ばされ、部屋の隅に集まります。
ホウキでお掃除
床の掃除は、掃除機が一般的です。しかし、排出する気流がゴミやホコリを巻き上げてしまいます。アレルギーのある人や赤ちゃんやペットのいる家庭には向かない場合も。巻き上げを抑えたいとき、特に狭い範囲ならばホウキとチリトリが効果的です。広い範囲ならばドライタイプのペーパーモップを。
また、床拭きロボットも使い方に一工夫。水拭きで使用することが多いですが、空拭きモードで使用すると、排気なくホコリを拭き集めることができます。それでもたまには水拭きしたいという場合は、ウェットタイプのペーパーモップを。速乾性があり、拭き掃除後のベタつきが少ないです。
ちなみに、筆者は出産を機に、掃除機の使用を控え、ペーパーモップに変えました。自身にアレルギーがあること、赤ちゃんだった長女に汚い空気を吸わせたくなかったから。他にも音が出ないので、長女が寝ているときに素早く掃除を済ませられる、持ち運びが楽という点もありますが。
おさらい、掃除の手順
ここで、掃除の順序をおさらい。上から下、つまり天井から壁、そして最後に床の順序です。
天井や壁は、柄が伸縮するハンディモップまたは、昔ながらのハタキを使います。筆者は粘着カーペットクリーナー(いわゆる、絨毯コロコロ)を壁に使いますが、これもおススメです。この後、床掃除に入ります。これで、床掃除終わったばかりなのに、もうゴミが落ちている(涙)なんてことになりません。
ドラマで姑が嫁に「部屋は四角く掃く!掃除は上から下の順!」なんて注意しているシーンがありますが、あれは意地悪でなく理に叶ったことだったのですね。
ということで、梅雨時の掃除はひと手間省けるという、ありがたいことが分かりました。気温も上がる時期なので、素足で気持ち良い床を目指しましょう。