一人暮らし女性のための防犯対策
女性が一人暮らしをする際は、リスク管理が不可欠。自分の身は自分で守る女性を目指しましょう。
目次
筆者の一人暮らし経験
筆者は大学入学から結婚までの10年余り一人暮らしをしました。その頃、オートロックや女性専用マンションが一般化されていましたが、選んだのは築20年の古いマンションの2階。しかし、管理人が常駐していたので、「これなら安心」と母が判断したのです。
小言を言われ、正直面倒に思うこともありましたが(失礼…)、宅配ロッカーがなかった時代に荷物を預かってもらい、トラブルにもすぐ対応してくれたのでありがたかったです。
とはいえ、それだけで万全なわけでなく、最寄り駅からマンションまでの帰り道や、マンションの玄関から自分の部屋に入るまで、明るいところを通る、時折後ろを振り返るなど、注意していました。その他にも、靴を脱ぐより先に部屋の鍵をかける、ゴミ出しや共同洗濯機に行く際も鍵をかける、なども行っていました。
そんなわけで、怖い思いをしたことはないのですが、「若い女の子は、こんな古いところ住んでないだろう」と思われたのも一因かも…。
一人暮らし女性、身を守るためこれだけは実行して!
前述の筆者の経験も踏まえて、一人暮らしの女性に、身を守るためにこれだけは実行して欲しいことを以下に記します。
1.訪問者はインターフォンで確認
訪問者はインターフォンで相手と要件を確認してから、玄関を開けるようにしましょう。
メーター点検は、事前の連絡なしに来ることはないので、アポなしは対応しないように。宅配便は誰からの荷物か確認するか、時間指定をしてそれ以外のインターフォンには出ないように。
ドアスコープは外からは見えにくいですが、それでも明かりの消灯くらいは分かるもの。ビニールテープやドアスコープカバーで目隠しをしましょう。筆者は見知らぬ訪問者が来て、目隠しを外したドアスコープで外を見ようとしたら、穴を塞がれたことがあります。腹が立ったので、ドアも当然開けず、「要りません!」と怒って追い返しましたが、そのくらいの勢いは必要かも。
2.洗濯物はなるべく室内に干す
洗濯物を見ると、家族構成が分かるもの。女性一人と分かれば、狙われる危険性は高くなります。特に下着類は絶対屋内に。
3.ドアを開けたままにしない。
帰宅したら、すぐ施錠。ゴミ出しなど「ちょっとそこまで」でも施錠。その際、周囲を振り返り誰もいないかを確認。習慣化してしまえば、面倒に思うことはありません。
4.フルネームで表札を出さない。
表札は苗字だけ、手書きの表札も止めましょう。文字で女性と判断されやすいのです。しかし、筆者のポストには郵便局から宛名シールが入っていたことが。「探しにくいから、このシール使って!」という意味でした。やっぱり困るんだなと、苗字だけ印字したものを貼りました。
5.鍵穴対策をする
鍵を交換できるのが理想ですが、賃貸だとそれも難しいもの。サムターン回し防御のカバーなどで、侵入者からの鍵開けを防ぎましょう。
6.防犯用ブザーやアラームの使用
窓やドアの振動や衝撃で鳴り響くアラームや、防犯ブザー。ちょっとしたものを備えておくことで、防犯意識が高いことをアピールしましょう。
筆者の部屋に郵便局員(男性)が来たときのこと。チェーンロックをつけたまま隙間から対応していたら、「こんなの失礼だよ!」とムッとした顔。申し訳ないけれど、やはりこちらも不安です。「ごめんなさい」と謝りつつ、防犯の意識は緩めないようにしたいものです。自分の身は自分でしか守れないから。