自分でできる日頃の排水口のお手入れ、排水管のメンテナンス
シンク周りをきれいにしているのに、詰まりや臭いのトラブルに悩ませられる人は多いです。これらを防ぐには、排水管のメンテナンスが必要です。
目次
排水口の場所別、つまりの原因とメンテナンス方法
1.台所
食材のカスなどが流れないように、排水口には水切りネットを着けます。
調理に使った油分は、冷えると固まるのでそのまま流すと、排水管に付着します。フライパンや食器の汚れは、キッチンペーパーなどで拭ってから洗いましょう。
2.洗面所
髪の毛や石鹸・皮脂・クレンジングオイルやヘアーワックスが、詰まりの原因となります。排水口に網が付いていない洗面所が多いので、100円ショップなどで売っている後付けの網を取り付けましょう。
3.お風呂
お風呂は何といっても、髪の毛が圧倒的に多いです。可能なら髪の毛は入浴の度に回収して、ゴミ箱に入れましょう。
筆者は以前、そうしていたのですが、あるとき捨てるのを忘れてしまい…、後から入った母の悲鳴と共に、叱られました。以来、排水口を週1ペースで掃除するのに変えました。
その他にも、詰め替え用シャンプーの切れ端やキャップのフタなどを、うっかり流すのもつまりの原因になるそう。この場合は、後回しにせず、すぐ取り除きましょう。
排水管の洗浄方法
1.パイプクリーナー
一番簡単な方法です。液体・錠剤・ジェル色々なタイプがあります。ただ、他の洗剤や薬品と同時に使うのは禁止です。猛毒なガスが発生します(パッケージに、「混ぜるな危険!」と記してあります)。使用上の注意をよく読んで使いましょう。乳幼児のいる家庭では、絶対に手の届かない場所においてください。
2.エコな洗浄方法
乳幼児がいる、アレルギーが心配などの家庭では、重曹を使った洗浄方法はいかがでしょうか?
台所には、重曹+酢。重曹→酢の順で排水口に振りかけます。重曹と酢が反応して泡になり、油汚れを中和して浮かせることができます。
お風呂と洗面所には、重曹+クエン酸。重曹→クエン酸の順で排水溝に振りかけます。重曹とクエン酸が反応して泡になり、皮脂の酸性汚れと石けんのアルカリ性汚れを分解します。どちらも、最後にお湯を流します。
3.排水口ブラシ
排水口ブラシは大きく2つのタイプに分けられます。小ぶりで手に馴染み、排水口に程良い長さの「ハンディタイプ」と、排水管の浅い部分から奥まで届く「ワイヤータイプ」です。
「ワイヤータイプ」は、1mほどの長いワイヤーに細長いブラシが付いており、排水管のS字パイプの部分まで洗浄します。押して引いてを繰り返して奥まで突っ込んで掃除するとこびりついた汚れがブラシにくっついてきます。
大切なのは、こまめにお手入れをすること。そして、「これくらい流しても…」と思わないことです。毎日お世話になる部分だから、丁寧に使いたいですね。