車の盗難手法「リレーアタック」と対策について知ろう
こんにちは、オスカーホーム高岡砺波営業所の千葉です。
皆さん、車のキーはどこに保管していますか?キーは使用頻度が高いと言うことと、外での使用になるため玄関付近に置かれている方が多いんです。
そんな方は要注意の「リレーアタック」。今回はそのリレーアタックについてお話をさせて頂きます。
目次
そもそもリレーアタックとは
最近の車のカギはスマートリモコンと言って車に近づくと鍵穴に差さなくても車のドアを開けたり、エンジンをかけたりすることが出来る便利な鍵が使われています。
なんと!2010年以降に製造された車にはほとんどがこのタイプの鍵になっているそうです。日本だけで、約570万台のスマートリモコンの車があるそうです。
昔ながらの鍵穴に差しこむタイプより、盗難は少ないと考えられて作られたものですが、海外ではそのスマートキーから発信している信号を受信して、遠くの人に送信することが出来る装置「リレーアタックの盗難装置」が販売されています。
盗難手法「リレーアタック」の仕組み
リレーアタック盗難の装置を使用することで、スマートリモコンを使用して車から離れた人(被害者)の近くに車の盗難犯が一人で近づき、そのスマートキーが出している信号を受信し、もう一人はターゲットにした車近くでリレーアタック装置を持っていることで信号を受信するので、実際にスマートキーが無くても車のドアを開ける事ができてしまい、エンジンをかけて簡単に盗難される仕組みとなっています。
なぜこのような事件が発生しているのか?
カーセンサーのブログ記事「キーレスが届く距離を測ってみたら、100mをラクラク超えちゃった件」での結果によると、キーレスキーの飛距離は約100m届くそうです。スマートキーはキーレスキーの進化版という形で性能も異なるため比較が難しいですが、スマートーキーの場合はドアノブの近くの位置である必要があります。
私の車のスマートキでも調べてみた所、約30mは余裕で届く感じになりました。
玄関でなくても、リレーアタックをされたら盗難されるしかないのか?!
先日、TVでも紹介されていたリレーアタックされない方法をお教えいたします。
リレーアタック対策
1.お菓子の缶などに保管をする。
スマートキーをお菓子の缶(蓋つきの物)に保管するとリレーアタックの受信が出来ないそうです。※実はアルミホイルでも可能です。
2.ハンドルを固定する。
写真のように、開けられた後の対策としてハンドルが動かないようにすることも一つです。これなら犯人は運転出来ません。その他にも、各メーカーさんで販売している物もあるそうです。
狙われやすい車種ランキング(2014年)
ちなみに狙われやすい車種もあるそうで、2014年の社名別盗難状況調査(※日本損害保険協会がまとめた「自動車盗難事故実態調査」)では以下の順位が発表されています。
1位 | プリウス |
2位 | ハイエース |
3位 | ランドクルーザー |
4位 | アクア |
5位 | セルシオ |
6位 | クラウン |
7位 | ヒノレンジャー |
7位 | フォワード |
9位 | レクサス |
10位 | ファイター |
昔ですと、ハイエースが多かったのですが今ではプリウスが多くなっています。
住宅も狙われやすい所があるそうです。年に一度はやっている防犯対策のTV。なんとなくみていると、狙われやすい住宅の特徴が出ていました。
狙われやすい住宅の特徴
1.ポストに郵便物や新聞が溜まっている住宅
郵便物などは数日置いただけでも溜まります。車はあるけれど長期不在と見抜かれて、そこを狙われるケースが多いそうです。
2.隣近所との関係が希薄
これはよく私も土地を検討する際にお客様へ話します。いわゆる新興住宅地がそれにあたります。特に県外出身者やその土地に縁の無い方は土地選択時には注意したい一つでもあります。
3.家人が家を空ける事が多い
最近の空き巣被害の多くは犯罪者が共働きや子供がいるかまで生活パターンを調べられているケースが多いそうです。故に最近では、セコムやアルソックなどの自宅警備をかけられる方が増えています。
皆さんは当てはまる物はありましたか?車もそうですが、一番大きな被害になる住宅を守る方法も次回お教え致します。