冬の暖房器具の簡単節電術!
寒さ厳しい北陸地方の冬。光熱費がかさみがちですが、少しの工夫と心掛けで電気代を節約することができるんです。
エアコンの節電術
心掛けたいのは、暖房器具の設定温度。経済産業省資源エネルギー庁が推奨する冬のエアコンの設定温度は、20度。21度から20度へ1度低くすることで、年間で約1,170円節約できます(外気温6度で2.2kwのエアコンを1日9時間使用)
次に暖房器具の効率を上げるにはどうしたら良いか。以下に記しました。
- ドアや窓の開閉を少なくする。
- 厚手のカーテンを使用。床まで届く長めのものが、なお効果的。
- 暖房器具は窓のそばに設置。
- 室外機は風通しの良い場所に設置。周囲は整理整頓を。
- サーキュレーターや扇風機で、部屋の空気を循環させる(これらの電気代は少額)。
- フィルターは月1~2回は掃除。
フィルターは、目詰まりしているエアコン(2.2kw)と清掃したものを比較すると、年間約700円の節約になります。
ガス・石油ファンヒーターの節電術
こちらも、室温は20度を目安にしましょう。ガスで年間約1,390円、石油で約年間1,020円の節約になります(条件は、エアコンと同じ)。フィルター掃除も、勿論欠かさずに。
また、室温は急には下がらないので、外出や就寝の15分前に切るのが節約のコツです。
ただ、石油・ガスは燃焼すると大量の水蒸気を発生させます。石油1リットルを燃焼させると、約1リットルの水ができるので、定期的な換気が必要です。換気を怠ると室温の低い箇所で結露が発生している場合があります。
電気カーペットの節電術
カーペットを床に直接敷くと、熱が逃げて暖房効率が下がります。断熱マットなどを敷きましょう。
最近は、カーペットを分割して温める機能もあるので、人のいない部分はスイッチOFFにする方法も。一人で使用している分には良いのですが、家族が「私も座ろう」となったとき、「私のところは温かくない!」などと、家庭不和の原因になるので注意が必要かも。
これより、設定温度を低くした方が節約になるのではと筆者は思うのですが、調べてみると3畳用で設定温度を「強」から「中」にした場合、年間約4,090円節約できるそうです(1日5時間使用)
電気コタツの節電術
コタツは他の暖房器具と併用することが多いので、温度設定は控えめに。布団は1枚より上掛けと敷布団の2枚にすると保温効果が上がります。
筆者の自宅では、コタツ本体の電源は入れず、電気カーペットの上にコタツを置いていますが、こうすると下半身全体が温かく、一部分だけ熱くなることもないので、おススメです。
床暖房の節電術
床暖房は足元から体を温めるので、室温を低く設定しても快適に過ごすことができます。スイッチを切っても温かさは持続するので、外出や就寝の約30分前に切るようにしましょう。タイマーを使えば、切り忘れを防げます。
上には、カーペットやラグマットなどは置かない方が効果的です。もしベッドを置く場合は、ベッドの下に物を置かないようにしましょう。
以上暖房器具の節電術を紹介しましたが、どれを使用するにしても、衣類で体感温度を上げることも大切です。特に、首・手首。足首温めると結構が良くなり、体が温まります。