知って得する!洗濯を効率よくするための豆知識。

毎日行う洗濯。今回は知っておくと洗濯が効率良くできる豆知識を紹介します。シミ抜きの方法や、繊維の種類など洋服を長持ちさせるために知っておきたい洗濯の方法、知っていますか?

シミ抜きの技

ケチャップや飲み物、ペンのインクなど日常生活にはシミになりそうなものがいっぱい。衣服に着くと小さくても気になってしまうものです。これが普段使っている液体の洗剤を一工夫することで、大抵のシミが落とせるのです。しかし、単に洗剤の量を増やせばよいわけではありません。

効果的なのはシミの部分にピンポイントで洗剤をつけること。そして洗濯機へ。

より効果的に落とすには、洗剤をつけて馴染ませた後、40度前後のお湯でよくすすいでから洗濯機へ入れると洗い直しの手間が減り、洗濯の時短につながります。

洗剤の選びかた

衣類に直接洗剤をつける際は蛍光剤や漂白剤が入っていない液体洗剤を選びます。これらが含まれていると、色落ちや部分的に白くなりすぎることも。普段使用している洗剤にこれらが含まれている場合は、食器用の中性洗剤を代わりに使いましょう。

消毒用エタノールを加えて汚れを取れやすくするコツ

更に!液体洗剤に消毒用エタノールを加えると、洗浄力は強くなります。消毒用エタノールが洗剤の溶解力(物を溶かす力)を強くするため。ボールペンや絵の具など、樹脂が含まれていて落ちにくい汚れも溶けやすくなります。洗剤2に対し消毒用エタノール1程度で作るのがおススメです。スプレーボトルなどに入れて作り置きしておくとすぐに使えるので便利ですよ。

静電気の仕組みを知って対策を

冬服の悩み静電気。空気の乾燥に加えて、異なる素材の衣服を重ね着するため、摩擦により多く起こることが原因です。静電気が発生しやすい繊維があることは勿論ですが、繊維の組み合わせにより発生する場合もあります。

以下に静電気が発生しやすい繊維をまとめました。→の数は発生の頻度を表します。

静電気が発生しやすい繊維

+(+に帯電しやすい) 繊維名
↑↑↑ ナイロン
↑↑ ウール
レーヨン・キュプラ
静電気起きにくい シルク
静電気起きにくい 木綿
↓↓ アセテート
↓↓↓ ビニロン
↓↓↓↓ ポリエステル
-(-に帯電しやすい) アクリル

繊維には摩擦により+(プラス)の電気を帯びやすいものと、-(マイナス)の電気を帯びやすいものがあります。表の中で離れている繊維同士が組み合わさると、静電気が発生しやすくなります。

例えば、表地がウール素材のコートで、裏地がポリエステルだと発生しやすく、裏地がキュプラだと発生しにくい、というように。

また、両端にあるナイロン(+)とアクリル(-)は、単体でも静電気が発生しやすく、木綿やシルクなど表の真ん中にある繊維は、発生しにくい。つまり、吸水性が低い合成繊維の方が天然素材のより発生しやすいということです。品質表示タグを確認し、繊維の性質とその組み合わせを理解して、静電気を抑えましょう。

ポリエステルの特性を知ろう

アウター・インナー問わず、様々なアイテムに使用される、ポリエステル。洗いやすい反面、洗濯中に落とした汚れを吸着してしまうことも。これを防ぐには、50度以上の水温や2時間以上の付け置き洗い、極端に節水した洗濯機の使用を控えましょう。

最近の洗濯機は性能が良いですが、豆知識を頭に入れておくだけで、更に洗濯が楽になるかもしれませんね。

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