薪ストーブの使い勝手。導入してわかった不便なところを紹介

こんにちはオスカーホーム小松営業所です。現在いろいろな種類の暖房器具が普及していますが、今なお根強い人気があるのが薪ストーブです。

どんなものかと一度は体験したい方も多いのではないでしょうか。しかし薪ストーブを実際に使用してみると何かと不便なことが多いです。筆者の実家に薪ストーブがあるので大変だったことをお伝えします。

薪の準備が大変

まずは、薪を販売している製材所・販売店を確保しておく必要があります。灯油などと比べても消費速度が速いので冬に備えて大量の薪を準備しなければなりません。

一本一本が大きいので薪を置くための広いスペースも必要になります。そして使用するとなったら室内に持ってくるのですが、薪は重くかさばるのでなかなか大変です。

火つけや暖かくなるまでに時間がかかる

慣れていないと火をつけるのに時間がかかります。筆者も最初のころは火をつけるまでに何十分と時間が掛かりました。

火がついてからも一気に温度が上がるわけでなく最初にストーブの中が暖かくなり、次にストーブの周囲が暖かくなり、最後に部屋全体がじんわりと暖かくなりと時間がかかります。朝など時間がないようなときは別の暖房器具を使用することになります。

火の管理や温度の調整が大変

薪ストーブは時間がたつごとに温度が大きく変わっていくのでこまめに薪や空気の量で火力を調整する必要があります。特に薪が燃え尽きると一気に温度が下がって室内が寒くなります。そうならないように薪ストーブを使用中は目を離さないようにして、薪が少なくなってきたら逐一入れるようにしないといけません。

煙突から煙が出る

薪ストーブを使用中は煙突から煙が出ます。周囲に住宅が建っていると煙が原因でトラブルになりかねません。筆者の実家は田舎なので特に気にする必要はありませんが、周囲に住宅があるお家ではそもそも薪ストーブは設置しない方が賢明です。

掃除が大変

どれだけ気を付けていても薪の木くずや灰などがストーブの周りに散ってしまいます。木くずは踏んでしまうと怪我につながりますし、灰は床材の隙間に入ってしまうとなかなか取ることが難しいのでこまめに掃除をする必要があります。

さいごに

実際に使用して大変だったことを書いてみました。エアコンやヒーターなどの暖房器具と比べると使い勝手はまるで違います。設置費用もそれらと比べると高額なので、よほどこだわりがある方でないと薪ストーブはお勧めしません。

と、苦労していることを色々と書いてみましたが、実際は薪ストーブに大満足しています。薪ストーブの中で揺らめく炎を見ているだけでも心が落ち着きます。今では薪ストーブ専門店がたくさんあるので気になる方はのぞいてみてはいかがでしょうか。

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