雪道の運転の注意点とおススメグッズ
「いつ、スタッドレスタイヤに履き替えよう?」秋も深まる頃の、北陸地方の人の大きな関心事です。雪が降るのは「年中行事」なので、お住まいの方は大抵準備をされていますが、改めて雪道の運転の注意点と、おススメグッズを紹介します。
目次
雪道では「急」がつくことは特に危険!
自動車教習所でも習いましたが、「急ハンドル」「急ブレーキ」「急加速」と、「急」のつく行為は通常の運転でも大変危険ですので、雪道は更に注意が必要です。
「急ハンドル」や「急加速」は、スリップの危険があり、「急ブレーキ」はタイヤがロックされてしまい、追突などの事故にもつながる恐れがあります。雪道はいつも以上に注意をして、丁寧な運転を心掛けましょう。
アイスバーンに注意!
凍り付いた路面のことを、アイスバーンと言います(余談ですが、ドイツ語です。ただ、本来の意味は、スケートリンクだそう)。雪道を運転中、一見濡れた状態で雪がない路面が見えてきて一安心とブレーキをかけたとたん、スリップ!これがアイスバーンの危険です。
このような状態では、スタッドレスタイヤを履いていても停止が難しいので、タイヤチェーンなどが必要になります。最近は金属製よりも脱着が簡単なものが出ているようです。
車間距離を取って落ち着いた運転を。もちろん、上記にあげた3つの「急」も避けましょう。
ホワイトアウトに注意!
ホワイトアウトとは、雪が強風により舞い上がり、視界が瞬間的に遮られる現象。「一瞬先は白い闇」状態で、道路も対向車も見えなくなります。この際は、早めのライトオンと低速での走行を心掛けましょう。
これがタイトルの映画、以前ありましたね。山奥のダムが舞台だったので、平地でこんなことは起こらないと、筆者は高を括っていましたが、対岸の火事ではありませんね。
こんな場所も注意が必要
雪道では難所になるのが以下の場所です。
- 橋の上
気温が低い冬期は、川や空気中の水分が低温の外気によって冷やされ、道が凍結。 - トンネル
入口は、内部から溶け出した雪が外気温によって冷やされ凍結。 - 上り坂
走行不可能になる場合も。 - 吹き溜まり
遮るものがないので、雪が積もりやすい。そこに更に雪が積もることにより、車輪を取られて立ち往生(スタック)
おススメグッズ紹介
以下に、雪道を運転する際の必需品とあると安心なグッズを紹介します。
- ハンドワイパー
車に積もった雪を取り除くための必需品です。反対側が氷削りになっているタイプがおすすめです。 - 霜取りスプレー
気温が下がると雪が降らなくてもフロントガラスに霜や氷が付いています。霜取りスプレーを吹き付けて溶かしましょう。 - アルミ角スコップ
運転を誤ってスタックした際や、除雪車が通って道路に出れなくなったりした時のために常備しておきましょう。 - 滑り止めスプレー
急な積雪の際に便利。タイヤに一拭きすると、スリップの危険を軽減。一度のスプレーで約10㎞の走行が可能。 - 滑り止め
チェーンより軽く(ポリエステル素材)簡単に取り付けができる。 - 脱出ボード
スタックの際に使用。タイヤの前に置き、車を脱出する手助けに。砂地やぬかるみ地にも使用可能。どれもコンパクトなものなので、冬期は車の中に備えておきたいものです。
大雪の日は、運転を控える選択肢も
雪道の運転普段以上に注意が必要。車社会の北陸地方では難しいですが、大雪の日は運転だけでなく、外出も控えるという選択肢もときには必要ですね。通常10分で行ける場所に、1時間かかることも珍しくないのですから。
今年雪国に引っ越しして、初めての冬を迎える方のご参考になれば幸いです。