年賀状のはじまりとその意味
こんにちは、オスカーホーム福井営業所です。早いもので2018年も残るところわずか2ヵ月となりました。今年も年賀状の販売が開始されましたね。今回は年賀状のはじまりとその意味をご紹介したいと思います。
年賀状のはじまり
日本ではおよそ1000年前の平安時代に、貴族の間で年始の挨拶を文にして交換していたことが始まりといわれています。
江戸時代に入ると、今の郵便の先駆けとなる飛脚が充実し庶民の間にも広がりました。現在のようなスタイルになったのは1873年(明治6年)に登場した郵便はがき誕生がきっかけで、1899年(明治32年)には現在のように年末に年賀状を受け付け、元旦に配達されるという「年賀郵便制度」が導入されたそうです。
年賀状の意味
古くから日本には新年に目上の方やお世話になった方のお宅を訪ねて新年の挨拶をする御年賀という習慣がありますが、全ての家に挨拶に出向くのは難しく、その代わりとして、年賀状で感謝の意を表し、新年を祝う言葉と共に変わらないお付き合いをお願いする気持ちを伝えるという大切な意味があります。
また現代では結婚や出産、子供の成長など年に一度の近況を報告する手段として年賀状を出す方も多いと思います。
年賀状の今
年賀状の発行枚数は2004年以降減少しています。
人口の減少や他人との付き合い方の変化、慣習に対する姿勢の移り変わり、インターネットの普及に伴い、新年の挨拶をSNSや電子メールで済ませるという人が増えていることなど様々な時代の変化が原因と考えられています。
私自身、子供のころは、出すのももらうのも楽しくて、元旦の朝の年賀状配達がとても待ち遠しく、日に何度もポストを覗いていたことを懐かしく思います。ですが大人になり家族を持ち、忙しくなりいつの間にか「年賀状作り」=「年末の面倒なこと」になっていってしまって・・・。しかしながら、近況などを書き綴った気持ちのこもった年賀状が届くのはやはり嬉しいものですね。
今年も大切な人達へ心を込めて平成最後の年賀状を書こうと思います。