空き家管理大丈夫ですか?空き家のよくあるトラブル
住んでいるところと離れている実家など、空き家になってなかなか様子を見に行けない・・・知らないうちにご近所さんに迷惑をかけていませんか?今回は空き家になった家のよくあるトラブルについて紹介します。
目次
空き家のよくあるトラブル
建物の劣化・老朽化
屋根や外壁が傷んでいるのにそのままにしておくと、雨や風、雪などの影響で、建物の劣化のスピードが早くなってしまいます。いざ、活用しようと思う時に、活用できない状態になってしまいます。
住んでいないのに多額の補修費用をかけたくない!と思うのが正直な気持ち。そうなる前に、日頃から点検をして、補修が必要なところは早めの修理で、補修費用を抑えることができます。
防犯性の低下
空き家は、不審者が侵入して寝泊まりしたり、勝手に入って物を壊して、いたずらをしたり、ゴミを不法投棄されて、挙げ句の果てに放火されるなどの危険性もあります。ご近所さんにも迷惑や問題が発生しないように、しっかり空き家管理しましょう。
庭木のお手入れも大切
庭木の剪定をしないと、樹木が成長して枝が道路にはみ出ると、歩行者や車の運転の妨げにもなります。もちろん、お隣さんの敷地にはみ出せば迷惑をかけます。また、シロアリが発生してたり、蜂の巣ができてご近所の人に危険が生じたり、近所の住宅にも被害が生じる可能性があります。空き家の状況の把握をしっかりしましょう。
重大な事故
空き家の瓦や外壁材などが落下して、車に傷つけてしまってしまうと、多額の費用を支払わなくてはいけません。もっと大変なのは、人に当たってしまった場合、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。空き家の管理は所有者の責任です。事故が起きないようにきちんと管理しましょう。
「特定空屋等」に認定されると大変!
特定空家等とは?
- そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
- そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態
- 適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
- その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
特定空家等に認定されて改善措置を行わないと所有者は「勧告」を受け、土地にかかる固定資産税の優遇措置が適用除外となって税金の負担が増加します。さらに改善措置を行わず放置すると、行政による代執行が行われ、代執行でかかった費用を支払わないといけません。ですが、きちんと指摘された箇所の改善を行えば、特定空き家から解除されます。
空き家管理は所有者の責任です。空き家は所有者の大切な財産です。きちんと管理して、ご近所トラブルにならないように、資産活用しましょう。